いよいよ帰国の日。
ホテルは日本の旅行代理店を通じて予約~支払い済みだから、チェックアウトはフロントに鍵を返すだけ。来るときよりも重くなったバッグを引きずって、ミュンヘン中央駅からミュンヘン空港に向かう電車に乗る。明らかに飛行機の乗務員な人たちも一緒だから、乗り間違いはないだろう。
(ミュンヘン空港駅出口 / 空港入り口にはAudiの広告が)
40分くらいで空港駅に到着。空港の入り口にある機械でオンラインチェックインに挑戦。機械の前でゴソゴソやっていたら、空港職員かルフトハンザの職員かわからないけど、予約番号の入力からパスポートの読み取り操作まで全部やってくれて、すんなりとチェックイン完了。そのままルフトハンザのカウンターに行って荷物を預けた直後、お世話になったガイドブックを、蓋のないポケットに入れたままだった事に気がついた。日本に帰るという開放感からかいろいろと気持ちがゆるんでいて、その後の手荷物検査で、ズボンのポケットに入れたままだったiPhoneを出し忘れてやり直し。ベルトの金具まで念入りに調べられる(笑)
ドイツの国内線でフランクフルト空港に移動。帰りの便の搭乗口がどこなのか確認しようと思ったら時間が早すぎてまだ表示されてないから、案内図で現在地を確認してから、1週間前に来た道を「あーそうそう、ここ通ったよねー」とか言いつつ国際線搭乗口方面に向かって歩く。
出国審査の長い列に並ぶ。ここまで来ると日本人多数。「手荷物検査の時はiPhoneを忘れないように出さないとなー」なんて思ってたら出国審査だけで手荷物検査は無し。ミュンヘンで受けたからOKってことか。
(画像はすべてクリックで拡大)
(あぁ、ハンバーガーってなんて柔らかいんだろう)
審査を無事通過してまだまだ時間があるから、来るときによったマクドナルドで遅めのお昼。ここでやっと搭乗口が表示されたから場所を確認しに行って、免税店でちょっとした買い物をしつつさらに時間調整。確かに税金はかかってないけど、カウフホフにもあったものが2倍以上の値段になってる! おまけにお会計でパスポートや飛行機のチケット番号を確認されたりして面倒。そんなことをしてるうちに手続き開始の時刻が迫ってきたから搭乗口まで来てみると、さっきの出国審査のところではマスクしてる人なんてほとんどいなかったのに、いきなりマスクの人が増えててびっくり(笑)
飛行機がターミナルから離れて動き出す。いよいよドイツともお別れ。初日の絶望感と必死だった毎日を思い出すと、少しは成長できたような気がして、名残惜しい気持ちもあるけど、仕事や毎日の生活という現実に引き戻されるとしても、そこに帰れることの安心感の方が大きい。
(最初に頼んだトマトジューズのうまさが忘れられない)
飛行機の入り口に置かれていた朝日新聞や、機内で配られた読売新聞を読むと、連休の日本は高速道路1,000円の大渋滞と、新型インフルエンザが話題の中心? ドイツの時間では夕方~夜だから自然に眠くなって、10時間もそれほど長く感じることはなかった。
(妻:鶏肉のピカタ→アタリ / 夫:とんかつ(によく似た何か)→ハズレ)
(朝食:しょっぱいジャガイモと味のないタマゴ)
佐渡島上空で旋回。着陸態勢に入っているから写真は撮れなかったけど、途中窓から諏訪湖が見えた。それから30分ほどでセントレアに到着。
(最初の2枚以外は全部iPhoneで撮影)
飛行機を降りると「ブラジルから来た人はこっちに来てください」と叫んでいる係員がいて、「大変だねぇ」なんて思ってたら、自分たちも発熱や嘔吐がないか等の自己申告書を書かされる羽目に。
(健康状態質問票 / 検疫証明書)
入国審査カウンターの直前に設置されていた、インフルエンザによる発熱をチェックするカメラが、ランプを点滅させながらピロピロ鳴っていて「なんか鳴ってるねー」とか言ってたら「もう1回お願いします」と言われてちょっと焦る。この時はまだ国内で新型インフルエンザの患者が発見されてなかったから、危うく第1号になるところだった。インフルエンザと思われる症状が出た場合の対処方法が書かれた黄色い紙をもらって、入国審査も無事にクリア。これで晴れて自由の身(笑)
ミュンヘンで預けた荷物を受け取りに行くと、後ろにいた女性が携帯電話で「・・・ってそれはドイツの時間じゃん!」と、お迎えが来ていないらしいことに激怒してたけど、日本でお迎えを頼むなら日本の時間で指定しないとダメじゃん。結局電車で帰ることにしたらしい(笑) ミュンヘンで預けたときにバッグのポケットに入れっぱなしだったガイドブックは見事に行方不明。いろいろ書き込んだり、必要なページだけ破って持ち歩いたり・・・ちょっと残念だけど、必要がなくなったから去っていったんだろうという事にしてあきらめた。
1週間ぶりの日本はまだ早朝だというのに蒸し暑い。駐車場のルーテシアも無事。下見に来たときと同じように、一宮でちょっと早めのお昼に味噌煮込みうどんを食べて再び高速道路に乗ると、時差とお腹いっぱいの相乗効果で激しい睡魔に襲われる。サービスエリアで仮眠をとってから再びスタート。飛行機で30分だったところを、3時間かかって無事ゴール。
その後はこのエントリーにつづく。
楽しく読ませてもらいました。
なかなか、波乱万丈な旅行でしたね。
ツアー旅行では味わえない、良い経験が出来たことと思います。
これでもう海外なんて怖くない、ですね。
> 楽しく読ませてもらいました。
ありがとうございます。
こんな稚拙な文章でわかりましたかねぇ?(笑)
> これでもう海外なんて怖くない、ですね。
いえいえ、帰ってきてから数日間は、夫婦で言葉が通じない夢を見てうなされてたので、しばらくはゆっくりしたいです。
お帰りなさい、ご主人様。(笑)
いやー、楽しかったです。
文章だけでなくポケットさんお得意の写真があったから、なんだか自分が行った気になりました。
これでドイツには行かなくてもいいや。(笑)
ちなみにもうドイツ語はペラペラですか?
Renataroさん、コメントありがとうございます!
> お帰りなさい、ご主人様。(笑)
ただいま〜(笑)
> いやー、楽しかったです。
そう言っていただけると嬉しいですね。
写真は900ショット弱、容量にして2GBほど撮りましたが、使えそうなのはほんの一握りです(;_:)
> これでドイツには行かなくてもいいや。(笑)
いえいえ、これを参考に(ならないですが)、Rentaroさんもぜひ!
ドイツ語はペラペラどころか拒絶反応が出ています(笑)