フォルクスワーゲンに10年以上乗ってる事もあって、ドイツで走ってる車を見るのは楽しみだったけど、現地に着いて最初に乗ったタクシーが、石畳や路面電車の軌道敷でうねる道路を100km/hを超える速度でぶっ飛ばし始めて、「なるほど、丈夫にできてるわけだ」と思った時以外、のんびりと車を品定めする余裕なんて無かったなー。そのタクシーのベンツはブッシュがくたびれてる感じで、「ヨーロッパ車は消耗品を交換すれば元に戻る」的な話は聞くけど、コストにシビアらしいドイツ人がブッシュ等を交換して乗り続けてるのかは怪しい感じ。タクシーだからかもしれないけど。
(サビサビのゴルフ3と郵便局 / マツダとセアトと軌道敷)
道路は基本的に路駐OKなようになっていて、お店に駐車場があるなんてことはないから「無断駐車は金1万円申し受けます」とかの注意書きもなく、車を便利に使えていいなぁと思うけど、日本では道路の成り立ちからして違うからこういうのは無理なんだろうね。噂に聞く「縦列駐車で前後の車を押して出る」ってのはドイツではお目にかからなかった。そんなこんなで、路駐してる車を覗きながら、電車と併走する車を眺めながら、たくさんの車を見てきたのに、気がついてみると写真はそんなに撮ってないみたい。
(デュッセルドルフの街中 / プリウスが! アレはもしかしてトゥインゴ?)
ドイツで多く見かけたのはやっぱりフォルクスワーゲンかなぁ。我らがゴルフは、3と4が中心で2と5がちょっと、最新の6は1台しか見なかった。モデルチェンジ直前のポロは丸目と現行の9N系を中心に古いのもちらほら。他はトゥーラン、パサート等々で、日本よりもパサート多めでニュービートルは圧倒的に少ない。電車の窓から見えた白髪のおばあさんがぶっ飛ばすパサート・バリアントが印象的だった。フォックスとシロッコも1台ずつしか見なかったな。Audiもたくさん見たような気がするけど、あんまり覚えていない(笑) その他で見かけたフォルクスワーゲン関連の車は、スペインのセアトとチェコのシュコダ。
(ゴルフ2と赤いBMWとオペル / ラインタワーから見えた道路)
車をのぞき込んでみると、ほとんどがMTで、大きな車の一部がATという感じ。噂通り多くがディーゼル車。ディーゼルといっても、排気ガスもきれいだし、音もガソリンよりちょっとうるさい程度。
(?:Audi:FIAT:BMW:VW:TOYOTA:Audi:MINI:VW / いちばん遠くにルーテシア(クリオ))
ハッチバックじゃない車はほとんどBMWかメルセデス。窓を開けて大音量で音楽をかけながら走ってるBMWのツーリング(ワゴン)多し(笑) いつの間にか日本からいなくなってしまったオペルも結構走ってたかな。ドイツ車以外ではプジョー・ルノー・シトローエンのフランス勢に、イタリアのフィアット、わずかにアルファロメオ。日本勢はマツダのデミオ(現地名：マツダ2)とスズキのスイフト(スイフト)を中心に、たまにトヨタのヴィッツ(ヤリス)、日産のマーチ(マイクラ)、ホンダのフィット(ジャズ)。韓国の起亜(キア)もちょっとだけ。
(石畳の景色に溶け込むスイフト / ゴルフ2、アルファロメオ、ヴァナゴン?)
予想外だったのが、BMWのミニやルノー・トゥインゴ、フィアット500がほとんど走ってなかったこと。特にミニはBMWミュージアムでも全くと言っていいほど触れられていなくて、デザイン優先的な車はドイツでは受け入れられないのかなぁ、と。でも、日本では見たことのないヨーロッパモデル(?)のシビックは2台くらい見たぞ。
(赤いカングーは何かのサービスカー? / ミュンヘンのオリンピック公園横)
ドイツではなんてことはない普通の車がかっこよく見えるのに、日本でイマイチかっこよく見えない理由は、やっぱりナンバープレートだな。
ドイツで見た自動車。
