YUKIの新作「うれしくって抱きあうよ」を久々に行ったレンタル店で発見。木村カエラのベスト盤と一緒に借りてきたけど、今のところこっちしか聴いてない(笑)
実のところ、YUKIはJUDY AND MARYの頃を含めてもベスト盤でしか知らないという程度で、前作の「Single Collection”five-star”」はよく聴いたけども、必死な感じがいたたまれなくなる時があったし、その後のシングルがパッとしない印象等々で、新譜にはそれほど期待してなかったら、いい意味で裏切られた。
正直、最初の2曲を聴き終えた段階では「あぁ、やっぱりなー」と思ったけど、3曲目の「COSMIC BOX」のイントロが流れた瞬間の安心感。COSMIC+ピアノのイントロで、ジャミロクワイを連想せずにはいられない(笑) その後の「ランデヴー」からは中だるみや後半の失速もなく、「朝が来る」で始まったアルバムは「夜が来る」で幕を閉じる。
個人的には「チャイニーズガール」と「恋愛模様」がストライク。「just life! all right」も癖になるねー。全体に漂う包みこむようなゆったり感と、音楽的な振れ幅の広さが、ここに来てやっと本領発揮なのかなーと思わせる。満開の桜と一緒に心に刻まれる1枚。