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奥さまから、高速道路で出かけるからルーテシアの空気圧をチェックしておいてほしいという依頼を受けて作業をしていたら、助手席側の後輪のサイドにひっかけた跡があるではないか…これはマズいなぁ。お出かけは翌日早朝だから、今日中になんとかしないといけない。「とりあえずタイヤ屋に行って1本だけ買わないとなー」「今年の春にモデルチェンジ前の在庫を安く買ったから同じ物は無いよねー」などと考えてるとスペアタイヤの存在に気がついた。
トランクの下を覗き込んでみる。テンパーじゃなくて標準で履いてたのと同じ普通サイズのタイヤ。そして純正の鉄ホイール。ホイールキャップだとこういう時にいいよね。だがしかし、ホッとしたのもつかの間、ここからが本当の戦いだったのだ。
スペアタイヤを下ろすために、トランクのマットをめくって工具の入った箱を外す。タイヤを固定しているのであろう根元の白いナットを弛めてからレバーを引っ張ると…ワイヤーが伸びるだけ? えぇ〜??? 改めて蓋にある説明の絵を眺めてみても、不意打ちに冷静さを欠いているせいかイマイチ理解できない。
気持ちを落ち着けて、グローブボックス内にあるマニュアルからスペアタイヤの項目を読んでみると「レバーをフロント方向に押す」という説明。確かにレバーにも「PUSH」って書いてあるなぁ。「車両の下に誰もいない事」を確認して(笑)レバーを押してみると…落ちた! 結構強い力で押さないとダメなのね。
タイヤさえゲットできればあとはいつも手順でサクっと交換完了。今度は逆の手順で交換したタイヤをトランクの下に吊り下げる。さっきのワイヤーはタイヤを収納する時のための物だった。これだけ長いワイヤーを20kgの力で引っ張るのは女性には大変じゃないかなぁ。何はともあれ、お出かけには間に合ったのでありました。