さらば、iTunes。

概要

なぜか突然(あるいは以前から?)24bitのハイレゾが16bitで再生されるようになってしまい、その原因がALACというファイル形式にあることを突き止めた。よろしい、それならばALACを全部FLACに変換してiTunesとおさらばするぜ!

発端

ALACでも24bitで再生されていたのは間違いない

先々週の日曜日のこと、ハイレゾのWinkを聴いてたらなんとなくハイレゾ感が薄く感じられて、今日は耳の調子が悪いのかと思いつつ、念のためネットワークプレーヤー(NA6006)の表示を切り替えてみたら、96kHz/16bitで再生されてるじゃん! 本来ならば96kHz/24bitだし、ちょっと前までそうなっていた。この時はNA6006を初期化(ファクトリーリセット)したら直ったんだけど、翌日確認してみるとまた16bit再生になっているではありませんか。

究明

原因は送り出し側にあると考えて、再生に使うサーバー(MinimServerとTwonky Server)を切り替えてみたけど結果は変わらない。そうなると残るはNA6006をOpenHomeで使うためにNASにインストールしているBubbleUPnP Serverか。だがしかし、これを設定しなおしてもインストールしなおしてもダメ。BubbleUPnP Serverを使わないDMR(DLNA)で再生してみてもダメ。USBメモリーから再生してもダメ。ということは、やっぱりプレーヤーが壊れてしまったのかも?

最近はもっぱらOTOTOYで買っている

いやいや、待てよ? ほかのハイレゾ音源はどうなのよ? 昔々にe-onkyo musicで買った中森明菜や松田聖子は24bitで再生されるのに、最近OTOTOYで買った柴田聡子・Wink・松任谷由実は16bitになってしまう。e-onkyo musicのやつはFLACで買って当時使っていたMacBookでALACに変換したもの。OTOTOYはALACで買えるからALACでダウンロードしたもの。OTOTOYで買ったWinkを「fre:ac」でFLACに変換してUSBメモリーから再生すると…なんということでしょう! 24bitで再生されるではありませんか。これをもう1回ALACに変換するとやはり16bit再生になってしまう。ということで、原因はファイル形式と断定した。OTOTOYで使っているエンコーダーも絡んでるのかな。それにしても、いつからこうなってたんだよ(笑)

対策

「ALAC」というのは「Apple Lossless Audio Codec」のことで、名前からわかるようにアップルの独自規格(現在はオープンソース)。ぼくのネットワーク再生的なものの始まりが、デスクトップPC上のiTunesをiPhoneのRemoteアプリで操作してAirPlayでAirMac Expressに飛ばす→AirMac Expressのデジタル出力をD/Aコンバーターに入れて聴くというものだった。ライブラリー(=音楽ファイル)をNASに置くようになってからも、iTunesならPCでも再生できるからあえてALACという形式を選んできた。

iTunesを削除する前にスクリーンショットを撮っておくんだった

だがしかし、今回の不具合を機に今後はFLACにすることにした。今あるALACのファイルはまるっとFLACに変換する。「FLAC」は「Free Lossless Audio Codec」で実はALACよりも前からある汎用的な規格。FLACはiTunesでは扱えないから第3世代iPodからの長い付き合いだったiTunesとはここでお別れ。ぼくのライブラリーは約1780タイトル・23700曲あるんだけど、こうなるともうiTunesの動きが遅くて遅くて実質使い物にならない。何年も前から放置されたまま(仕様?)直る兆しがなく、最近はCD取り込み以外で起動することはなくなっていた。

実行

MusicBeeご尊顔(カスタマイズ後)

とりあえずfre:acにALACをドラッグ&ドロップしてFLACに変換しつつ、WindowsでFLAC等々をいい感じで再生できるソフトを探す旅に出た。「foobar2000」しかねぇかなぁと思っていたところ、「MusicBee」というのを発見。これが非常に良くできたソフトで、iTunesみたいにライブラリーの管理から再生までできてしまうのはもちろん、CDを読み込む時に結果をデータベースと比較して正確に読み込めたかどうか判定してくれる。これで無料とか、いいんですか?

CDの読み込み結果

FLACに変換する機能もあるから、fre:acで途中まで変換したものを破棄して最初から全部やり直すことにした。秘伝のタレ状態のライブラリーをALACとMP3・AACに手動で分けて、ALACだけを読み込んでFLACで書き出すという作業を何回かに分けて繰り返す。MP3・AACは別に読み込んでからメディア整理機能を使ってファイル名とフォルダ分けをお任せでやり直した。MusicBeeの見た目のカスタマイズも併せて7日ほどで移行完了。いやー、スッキリした。iTunesと違ってフォルダの位置や構成を自由にできるのも大変良い。

結果

再構築したライブラリーをMinimServerとTwonky Serverでスキャンしたら準備完了。ALACもFLACも最終的に再生されるデータは全く同じだから音は今までと変わらない。ハイレゾは確実に24bitで再生されるようになったから、そこは音質アップかも(笑)

ビットレートが表示されるようになった(iPadのKazoo)
左からハイレゾ・CD・MP3の表示(iPhoneのKazoo)

大きく変わったのはコントロールアプリの表示かなー。今まで悪くはないけど特に良くもないと思ってたLinnのKazooを久しぶりに起動してみたら、CDと同じ音質のものには[CD]が、ハイレゾには[HD]が表示されるようになっていた。それ以外でもコンピレーションで曲ごとにアーティスト名が表示されるようになったり(ALACでも出てたかな?)、1曲選ぶとそれが入ってるアルバムまで遡れたりと超便利になった。ALACだと細かいところで未対応な場合があるんだねぇ。アプリを再起動しないとプレーヤーが認識されないとか(LUMIN.app)、定期的にインストールしなおさないと動かなくなるとか(fidata Music App)の問題もないから、今後はKazooをメインに使っていこう。

課題

Twonky Serverは読み込んだアルバムの半分くらいが、アルバムアート(=ジャケット画像)が表示されないという事態に陥っている。Docker上で別にTwonky Serverをインストールして試してみたけど結果は同じだった。もがきながら調べてみると、Twonky Serverは音楽ファイルのあるフォルダ内に「Folder.jpg」というファイルがあるとそれをアルバムアートとして表示するらしいことが分かった。

Twonky Server+Fidata Music Appの環境は壊滅状態

MusicBeeにFolder.jpgの生成と音楽ファイルからその画像へリンクや埋め込み機能があるのを発見してアルバムアートを設定してみたけど、全てを解決するには至らなかった。Folder.jpgでOKなものと相変わらずNGなもの、そもそもFolder.jpg無しで最初からOKなものの違いはなんだろう? とりあえずこの状態でも音楽の再生には支障がないし、メインはMinimServer+Kazooだからいいっちゃあいいんだけど、セカンドオピニオンとして維持しておきたいし、Twonky Serverは有料ライセンス買ったからちゃんと機能するようにしておきたいし。

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