山羊はその枝を食べた。


ここのところブログの更新が滞り気味なのは、時間があれば大量に買い込んだCDやレコードを聴いてるからなのでありまして、そんな中で結構な割合で再生されているのが、大貫妙子の1977年のアルバム『SUNSHOWER』なのでありますよ。このアルバムの関連で枕詞のように語られるのが、アメリカの超有名フュージョングループ「Stuff」のツインドラムの片方、クリス・パーカーが参加していること。そして、坂本龍一の実質的なプロデューサーデビュー作品であることの2つ。


その他で、まぁまぁこの辺も有名といえば有名なんだけど、日本を代表するベーシストであるところの、細野晴臣と後藤利次の演奏が交互に聴ける超贅沢なアルバムでもある。大貫妙子に関しては、ベスト盤持ってたよなぁと思って探してみたら吉田美奈子のベスト盤だったとかいうレベルでしか知らないけれど、これだけの才能が集まるってことは相当な人なんだろうな。


最初に聞いた時に「おっ!」って思ったのが、3曲目『何もいらない』の曲が終わるところのギター・ソロ。これってウェス・モンゴメリーじゃないの? そして5曲目のギターソロ。あれ? この雰囲気はマハビシュヌ・オーケストラ(ジョン・マクラフリン)じゃね?ってな感じで、クレジットを確認してみると、この2曲だけ渡辺香津美がギター弾いてたりして。それにしてもフュージョンブームだったんだねぇ(しみじみ)。


ぼくが入手したCDは2010年発売のプラケース入りので、ボーナストラックが3曲入ってる。アルバムでは『Summer Connection』という英語タイトルになっている『サマーコネクション』のシングルバージョンとそのB面の『部屋』。ドラムはクリス・パーカーに変わって、これまた日本の誇るドラマー、村上秀一じゃないですかー。やっぱクリス・パーカーの方がいいんでしょ?と思って聴いていたらあらあら、彼も負けてないどころかこっちの方がいいんじゃね?(語尾上げ)的な。残る1曲は松任谷正隆のソロアルバムに参加した『荒涼』。その松任谷正隆の『夜の旅人』も買いましたー。その辺は機会があればまた。

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