ジャン・ポール"ブルーイ"モーニック率いる「incognito」の6枚目のアルバム『beneath the surface』。
1996年の作品で、ぼくのお気に入りの1枚。
「incognito」は「匿名の」という意味で、実質ブルーイのソロプロジェクトとでもいうのか、アルバムやツアーごとにメンバーチェンジするし、曲によってボーカルも替わる。
このアルバムはincognitoの中ではちょっと毛色が違っていて、ボーカル曲多めでしっとりメロウなナンバーが目白押し。
街中の雑踏のSEから入る1曲目〜タイトル曲の「benease the surface」に続く「a shade of blue」の陰影、「without you」や「misunderstood」のトストスと決まるスネアとうねるベースライン等々、特に前半の流れが気持ちいい。
残念なのは、この後にこれを超える作品が出てこないことかなー。