到着から3泊お世話になったデュッセルドルフを離れて、義妹夫婦のいるハイデルベルクに移動。
日本で指定席をとっておいたICE(新幹線的な特急)に乗るために、急いでホテルをチェックアウト。このときあまりに焦っていたために、「Breakfast free
plan?(朝食なしプラン?)」という質問に「Yes」と答えてしまって、朝食付きで予約したのに、朝食代を別に払ってしまったことに後で気がついた。
せめて「Free breakfast
plan?(朝食無料プラン?)」って聞いて欲しかった・・・というか、聞く前に予約内容のチェックみたいなことはしないのか?
(ちょっと古めのICE / デュッセルドルフからマンハイムまで予約席)
インターネットで座席予約をしたときにとれた座席番号が2と4で、離れちゃうねーなんて言いながら乗ってみたら、通路を挟んで偶数列と奇数列に分かれているではないか。座席の上にある電光掲示板に、「デュッセルドルフ-マンハイム」の表示があることを確認して一安心。ドイツの電車は予約がある座席にはその区間が表示されるようになっていて、何も表示されてなければ自由席として座ってよし。ホームもICE専用なんて事はないから乗り換えも楽で、きわめて合理的。乗心地もいいし静か。3時間ほどかかってマンハイムに到着。ここから普通電車に乗り換えてハイデルベルクへ。乗り換えるときにマンハイムで切り離される車両に乗ってしまったところを、親切なおばさんに教えてもらったのに、お礼が言えないままになってしまった。どうもありがとう。
義妹夫婦は駅まで迎えに来てくれていた。言葉のわからないドイツでの再会は、砂漠でオアシスを見つけたような気分(砂漠には行ったこと無いけど)だった。駅から歩いて5分くらいのところにある家におじゃまして、今回の旅の最大の目的であった「姪にメロンパンナちゃんとロールパンナちゃんのぬいぐるみを渡す」というミッションを完了(笑) 旅行カバンに一気に隙間ができた。
(旧市街の入り口 / お昼を食べた店)
ちょっと休んだ後、ハイデルベルク城や旧市街を見がてらお昼に出かける。初めて乗るドイツのバスは床が低くて乗り降りしやすいし、車イスやベビーカーに優しい造りと周りの人に関心。義妹夫婦の案内で、ドイツに来て初めてまともに店で食事をする。ビールとソーセージの盛り合わせみたいなものを注文したら、ジャガイモのどろどろしたやつが付け合わせになって、ものすごい量が出てきたから食べきれなかった。ソーセージはそれだけで食べるとクセが強いししょっぱい。
(目指すはあの城 / 長い長い上り坂の入り口)
旧市街をしばらく歩いて急な石畳の坂や階段ををひたすら登ると、旧市街とネッカー川を見渡せるハイデルベルク城に到着。
ドイツには刺されると脳髄膜炎を引き起こすダニがいるらしく、むやみに草むらに入ると危険とのことで、ひたすら石畳を歩き続けて、ドイツ薬業博物館や世界一大きなワインの樽を見たり、庭園を散策して下山。
(日本語もオシャレに見える / 魚の形の網がまたオシャレ)
またまた旧市街の店を眺めつつ歩いて歩いて歩いて、スーパーマーケットでの買い物におつきあい。日本みたいに全部がきれいにパックされてるということはなく、自分で計量したりお店の人に頼んで必要な分だけ量ってもらったりする感じ。アジアンショップにも寄ってみると、噂通り、のりたま(ふりかけ)が3ユーロもするではないか。インスタントラーメンもあるけど日本法人のドイツ工場製がほとんど。ドイツ人は辛いものは食べないみたいで、こっちではカレーも辛くないし、わさびも辛くないとか。とにかく「ダシ」がきいてないんだよなー、ドイツの食べ物は。
今晩の宿のチェックインに一緒に行ってもらう。「ガストホフ」という、昼間はレストランだけど宿泊用の部屋もあって、日本で言うところの民宿とか旅館のような感じ(?)のところ。予約は日本からFAXで入れておいた。部屋の鍵以外に付いてるもうひとつの鍵は、レストランの入り口の鍵だという。夜はフロントを閉めちゃうから、そっちから入ってくれとの説明を、義妹の翻訳を通して受ける。
義妹夫婦宅で夕飯にカレーと豚の角煮とワイン等々をごちそうになってご満悦。「ドイツでは○○」みたいな話をたくさん聞かせてもらって、今までうまくいかなかったいろいろについて納得。それにしても、言葉も文化も違う中で、コーディネーターに依頼したとはいっても家を借り、車に乗って会社に行って、こうやって生活できてるってスゴい。ぼくだったらメニエールで速攻ダウンだろう(笑)
(今晩の宿、古いけど清潔)
日本ではゴールデンウイークだけど、こちらではバリバリの平日だから、そこそこのところでおいとま。歩いてすぐのところにあるガストホフに戻って、テレビもインターネットもない静かな夜を過ごす予定だったけど、ひたすら歩いた(歩かされた?)のと、久しぶりに緊張から解放されてふたりとも即寝。