久しぶりに新しめの物を聴いてみた。
ノラ・ジョーンズやダイアナ・クラールの周辺になるのかなぁ。
マデリン・ペルーのケアレス・ラブというアルバムで、
すごく音のいい50年代のジャズという感じの音作り。
声はちょっとこもった感じでビリー・ホリデイに似てる。
となりで聴いてた妻も「前に聴いてなかった?」というほど。
最後の2曲がもうちょっと暗い感じだったら良かったのになぁ。
その「前に聴いてた」のはやっぱりビリー・ホリデイで、
ジャズボーカルを語る上ではさけて通れないでしょう。
あまりにも有名だから特に書くこともないな(笑)
最初は全然理解できなかったのに、ある日突然スッと入ってきて
今では24bitリマスターの紙ジャケで買い直すほどお気に入り。
1940年代の音がいい雰囲気(内容的にはかなり重いけど)。
ケアレス・ラブではラリー・ゴールディングスのオルガンのほかにも
デイビッド・ピルチ(ベース)の名前を発見。
この人といえばやっぱりホリー・コール・トリオ。
日本でのデビュー盤で、
当時渋谷のタワー・レコードにふらっと立ち寄ったときに
店内でかかっててあわてて買った思い出の1枚。
ぼくが買ったいわゆるジャズのCDとしては4枚目。
6曲目のCalling Youが特に有名だけど、全曲有名なスタンダードで、
このCDでスタンダードナンバーを覚えたことが
その後のジャズを聴く事に大きく影響したと思う。
ドラムレストリオ(ピアノ+ベース+ボーカル)だからうるさくないし
またそれが独特の雰囲気でハマります。