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久しぶりにCDを買った。
ミリー・バーノンのイントロデューシングという1956年録音のアルバムで、この作品に必ずついてまわるのが「向田邦子の愛聴盤」という一文。
実際ぼくもそれを「ほぅほぅ」と思って買ったクチ。
そもそも「向田邦子の愛聴盤」でなければLPにものすごいプレミアがつくことはなかっただろうし、ぼくがこうして入手することもなかったと思うと、向田邦子恐るべしというか、レコード会社は商売上手。
ジャケットもモノクロ写真に赤を入れたりしてそういうイメージと合うんだよね。
内容は・・・よくある1950年代の雰囲気というのか、正直に言えば普通のジャズ・ボーカルものというか、歌い方がクールだからそう感じるのかも?
でもEverything But Youのモコモコしたミュートトランペットの音は大好きだし、I Don’t Know What Kind Of Blues I’Ve Gotのボーカルなんかは「いいなぁ」って素直に思えたりして、入り口が「向田邦子の愛聴盤」というのが不幸なんだろうなぁ。
でもそうでなければ聴いていないだろうし、ぼくもこうやって何回もその呪文を繰り返して、そして伝説になっていくんだと思う(嘘)