今年はいつまでも暑くて、個人的に毎年この季節の定番になっているオフコースやチューリップ・安全地帯じゃなくて、高校の頃によく聴いていたEPIC SONY系のものばかりをずっと聴いていたりする。
ここ数日で一気に涼しく(寒く?)なったせいか、「久しぶりにジャズを聴こうかな」という気分になって引っ張り出してきたのは、ナット・キング・コールのペントハウス・セレナーデ。
このCDはぼくが高校を卒業して東京に行って生活環境や人間関係が急激に変わっていく中でますますビートルズにのめり込み、EPIC SONYから遠ざかっていって、ちょっと背伸びをしてジャズを、なんて思いながらジャケットで買ったような記憶がある。
結局そのときは理解できなかったんだけど、今こうやって聞き直してみると18~19歳のぼくはなかなかのセンスだったんじゃないかと思う(笑)
ナット・キング・コールは渋いボーカルの方が有名なんだけど本業(?)はピアニストで、この作品でもボーカル同様、上品でクセのない演奏を聴かせてくれる。
秋の夜長にぴったりの1枚。