ゴルフ号のオイル交換にディーラー詣で。いつもお世話になってるところはサテライトサービスだから、本体の営業所にポロ1.2TSI(注:音が出ます)の試乗車があるか聞いてみたけど、「売れていて試乗車を確保できない。」との返答。じゃあ峠を越えてフェアにおじゃましても意味ないなぁと思ったけど、そもそもフェアの案内状が来てないってことは、経験上フェアそのものをやってないということ。白クマ欲しかったのになぁ(笑)
なので、前にもちょっと借りた1.4のポロをまたまたお借りして、通勤コースやコーヒーを買いに行く道を中心に、今度はノーマルタイヤで1時間弱走り回ってみた。7速DSGが実際どんな感じなのか、足回りの印象、内外装の質感等々を改めて確認してみる。
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運転席に座ってポジションを決める。Aピラーと天井の圧迫感の記憶があったんだけど、なぜか今回は感じず、かといって最近のゴルフのように深いところにすっぽりとはまるような感覚もなく好印象。
走り出してすぐに感じるのはやっぱり静かさ。エンジン音もロードノイズもはるか彼方。ハンドルは電動油圧式とのことで、単なる電動式のゴルフよりもしっとりとしていていいと思う。
通勤コースにある舗装の悪いトンネルは、今のゴルフ4の方が細かい上下動が無くて快適だけど、トンネルの出口にある警告のためのデコボコを乗り越えるときは、ポロの方がフロアの振動が明らかに少ない。ということは、乗り心地の差は車のサイズによる部分が大きいって事かな? ゴルフ4のステアリングの切り始めに屋根がグラッと傾く感じもポロには無くていい感じ。
DSGは「もうこれでいいなぁ」という結論。自分でシフトチェンジするよりなめらかで速いし、少々かったるいと思ったらSモードにすれば、2000rpm以上を維持してくれて実に気持ちがいい。マニュアルで操作するのは燃費を稼ぎたいときにニュートラルにするのと、エンジンブレーキが欲しいときくらいだから、フロアシフトだけで問題なし。強いていえば、エンジンブレーキが利き始める前の一瞬、空走する感じがあるのが気になるけど、これは馴れと使い方だと思う。
質感に関しては、やっぱりコストダウンが目に付くところがあるなぁという感じ。ダッシュボードは立派だけど、ドアの内張やリアドアのガラス周辺は結構安っぽい。これはゴルフ6もそういう傾向だから、ゴルフ4が例外的に贅沢な造りということかな。
予想外に良かったのが今回で廃止になってしまった1.4のエンジン。吹け上がりもいいし、2000pm以上ではトルクもあって十分速い。前回感じた出足の悪さも気にならず…。借りた時間の半分くらいはSモードで元気に走り回ってたのに、15km/リットルを切ることがない燃費の良さ。ディーラーの営業マンによると、回してもエアコンを入れてもそれほど燃費が落ちないとか…
今のゴルフ4を買うときはGTIの試乗車なんて無かったし、その前のゴルフ3GLiも愛知でちょっと乗っただけで買ったのに、今は情報が多すぎて頭でっかちになってしまっているなぁ。もうちょっと直感的な部分を大事にしたい。