時代の流れ。

去年のクリスマスにゴルフ4と入れ替わりでやってきた5代目ポロ(通称6Rポロ)。1,500km程走ったところでDSGの扱いにも慣れてきて、少しは思い通りに動かせるようになってきた。もっと早く載せる予定だったのに、納車の日から雪でクルマがきれいだった時が1日もなくて、なかなか写真を撮れずにここまできてしまった。今回のポロの写真は、壊れたカメラから詰め替えたフィルムで撮ったもの。
Golf_frontdoor_hinge Polo_frontdoor_hinge

(画像は全てクリックで拡大)
ゴルフ4(青)とポロ5(赤)で一番違うのはやっぱりドアまわり。ゴルフ史上最高に贅沢な作りを誇ったゴルフ4のヒンジは、鋳物の部品にS字のバネを組み合わせて、丸太のようなドアを保持しているのに対して、ポロはパーツこそ鋳物だけど見た目にもかなり簡略化されているのがわかる。ドア自体が軽くなってるせいもあるのかもしれない。このドアの適度な軽さと短さで、狭いところでの乗降性はポロのほうが数段良い。
Golf_door
Polo_door

そのドアはゴルフ4では窓枠が屋根まで回りこむプレスドアで、ゴムのベルトと窓枠の間が雨樋になっているおかげで、ドアを開けても屋根の水が車内に流れ込まないし、ワイパーで払った水がサイドウインドウに流れてこない。ただし、ここに落ち葉が積もるのが悩みだった(笑)
Golf_roof
Polo_roof

一方でポロ5はゴルフ4でゴムベルトだった部分がぴっちりとレーザー溶接されている事で軽くて丈夫なボディーになっているらしい。一応サイドを盛り上げてあるけど雨樋としての効果はほとんど無い。
Golf_rear_hachi_hinge
Polo_rear_hachi_hinge

リアハッチも同じような傾向で、鋳物のヒンジだったゴルフ4に対して、ポロ5ではついに普通のプレス部品になってしまった。時代の流れなのかもしれないけど、ちょっと寂しい物がありますな。
Golf_rear_hatch_trim
Polo_rear_hatch_trim

リアハッチでもう1点。これはおそらくポロだからという事だと思うけど、トリム(内貼り)が省略された。個人的には無くても全然構わない。バックの時に車内からボディーカラーのフラッシュレッドが見えるのがちょっと新鮮(笑)

じゃあポロがダメダメで納得できてないのかというとそうではなく、コンセプトに沿って、スパッと割り切ることができる文化度の高さにインテリジェンスを感じるし、なんといってもこのジャストなサイズと実用一点張り的な趣に愛着を増しているのであった。

  1. まだまだ新車の匂いはしますか?(笑)
    こうして比べてみると違いがよくわかりますね。
    必要な機能と安全性が実装されていれば、私はあまり気にならないかも。
    これからポケットさん好みのポロに仕上げていってください。(^^)
    私の場合、最近車にしてあげたカスタムと言えばハンドルカバーかな。
    ゴム臭さが薄くなってきて、太いハンドルにも慣れてきました。

  2. Rentaroさん。
    新車の匂い…少しだけなんですよ。寒いからなのか、それとも最近のクルマはこうなのか、イマイチはっきりしませんが…。
    おそらくは、ボディー全体の中でドアの受け持つ強度的な部分の割合が減ったんだと思います。ゴルフ号に戻りたいかといえば、MTだという事以外はノーです(笑) もうちょっと暖かくなったらお披露目におじゃましますね。
    ハンドルカバーといえば、ドイツのタクシー(ベンツ)がType-Rと書かれたのを付けてたのを思い出します。

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