テレワークだなんだと言い始めたころにCO2モニターなるものの存在を知って、探してみたら考えることはみんな同じ。どこもかしこも売り切れであきらめたのをちょっと前に思い出して再び覗いてみたら、在庫が復活しておりました。そうは言ってもそんなに選択肢はなくて、ぼくが入手したのはCUSTOMという会社の「CO2-mini」というやつ。実売で1万円前後。あんまり安いのは信用できないという話を小耳にはさみつつ、これが安いのか高いのかよくわからない。モノタロウがいちばん安かったぞ。
早速開封。中身は本体とUSBケーブルと説明書の3つ。アダプターは入っていないからPCのUSBやモバイルバッテリーにつなぐ。ぼくはiPhoneの充電器が余ってたから専用に使うことにした。
本体の裏側は穴が開いていて、おそらくここを出入りする空気でCO2濃度を計測している予感。右側の「Mode」と「Enter」のボタンは各種設定に使う。取扱説明書によると、まずは標高を設定しろということだから、このボタンを使って800m(100mきざみ)にしてみた。そうそう、本体のサイズが169mm×42mm×24mmって外箱の裏に書いてあるけど、実際には115mm×32mm×24mmくらい。
電源に接続すると5…4…3…とカウントダウンが始まって、それが終わるとCO2濃度と室温が5秒ごとに切り替えで表示されるようになる。リビングは601ppm。よし、大丈夫だ。液晶にバックライトはないけれど、濃度によって液晶の左にあるLEDがグリーン→オレンジ→レッドに切り替わるからわかりやすい。この辺の数値をいくつにするかをさっきのボタンで設定できる。ぼくは初期設定のまま、800ppmまでグリーン、そこから1200ppmまでオレンジ、1200ppm以上でレッドで使うことにする。
オーディオルームのCO2濃度はどうなのか。これを測るのがいちばんの目的だった。音漏れ防止のためにロスナイという換気システムがついてるんだけど、うるさいから音楽を聴くときは止めている。2時間くらいこもってていた結果が、1145ppm。音楽聴いてると眠くなるからそれなりに濃度は上がってるんだろうなという予想はしていたけどやっぱりか(笑) 寝室も測ってみたところ、朝にはランプがオレンジになっていた。これからご近所の薪ストーブ対策で吸気口を閉じたりするから良くないだろうなー。
そしてこのCO2-miniなんだけども、Amazonのレビューによるとアメリカの「CO2Meter」という会社の製品のOEMらしい。メーカーサイトにあるソフトを使うとCO2濃度をグラフ化できるって言うもんだから早速試してみた…結果はダメ。ソフトに同梱のpdfマニュアルには日本語があって、その中の図に出てくるWindowsがXPだ。かなり前からある製品っぽいねー。何はともあれ、オーディオルームは定期的に換気をしていきましょうねぇ。