ラ・ムーの『THANKS GIVING』の後で買ったレコードやCDなど。なんかもう、いわゆるシティーポップと呼ばれるものに関しては飽き気味といいますか、最近はネタ切れなのか「それもシティーポップにしちゃう?」っていうのが多くてなんだかアレ。
そんなこんなでジャズに回帰中であります。きっかけは『悪魔が来りて笛を吹く』のサントラで名前を知った山本邦山のレコードを見つけたこと。尺八のジャズで…これがなんか微妙(笑) その穴埋め(?)で、昔々にジャズを聴き始めたころに買いそびれたやつをちょろちょろと。あの頃は欲しいCDが店頭になければ、CD年鑑で調べてもらって注文という時代だったから。
そこからずいぶんと時は流れてレコードブームが来ると、今度は定番アルバムは日本での再発売のものでもそこそこのお値段になってしまっているし、あんまり有名じゃないやつはそもそも数が少ないとか再発売になってないとかで、これもまたそこそこ級になってしまうという袋小路。チャットモンチーが歌うところの「当たりくじだけのくじ引きをしたい」だけなのに、ぼくが音楽を知らなすぎるんだろうなぁ。
ジャズ回帰と言っておきながら、最近ハマっているのがAIRPLAYの『ロマンティック』というアルバム。発売は1980年。デイヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンを中心にジェフ・ポーカロやスティーヴ・ルカサー等々、(今となっては)泣く子も黙るスタジオミュージシャンが名を連ねているAORバンド。それにしても、ジャケットやインナーのどこを見てもタイトルの『ROMANTIC』が書かれてないのはなぜなのか?(→『ロマンティック』は邦題?)
こんなクソダサなジャケットなのに、1980年代の日本の音楽…いわゆるシティーポップに大きな影響を与えた1枚とのことで、確かに「あー、これはあの人があれでやってるなー」みたいなのがチラホラと。このアルバムは最近LPやSACDで再発売されたみたい。ぼくが買ったのは古めのアメリカ盤。こっちのほうが安いし。外国盤特有のゴロゴロ音が大きめだけど、トータルでの音はいいんじゃないでしょうか。