飛んでる?
シティーポップブームもだいぶ前に頂点を過ぎて(というかネタ切れ?)、今はその延長にある「J-フュージョン」に注目が移りつつあるとか。そんなわけで、”今キテいる”という菊池ひみこの『FLYING BEAGLE』をレコードで購入いたしました。いつぞや西城秀樹のCDを買ったSony Music Storeがなぜか突然1,000ポイントをくれて、有効期限の9月末までに活かせないかと思っていたところ、8月にレコードが出ていた。が、そのお値段4,950円! 1,000ポイントを充当しても3,950円もするわけで、果たしてこれで良かったのか悩むところ。CDなら2,530円-1,000ポイント=1,530円だけど、Sony Music StoreではCDは売り切れだった。CDで買うならSpotifyでもいいかなぁ…でもレコードよりもCDの方が高音質だしなぁ…と、何を買ってもスッキリしないのがアレ。


改めて、菊池ひみこの『FLYING BEAGLE』なんですけど、オリジナルの発売は1987年10月。7枚目のアルバムで、今回は180gの重量盤。例によって金沢寿和氏のライナーノーツが入っている。それによると、大橋純子&美乃家セントラルステイションのメンバーとして『CRYSTAL CITY』に参加しているとのこと。大御所なのね。『CRYSTAL CITY』持ってるのに全く知らなかったわー。


疾走感溢れるブラスサウンドに気持ちよく転がるエレピ等々、外国人にウケるのがよくわかる。バンドの構成は維持しながら、曲ごとに3組のリズムセクションが入れ替わるという所に注目(注耳?)しつつペロッと1枚聴けてしまう、いかにもフュージョンな良作ですな。オレ様的にはB面2曲目の『BABY TALK』の感じが好きかなー。ライナーによると、今までジャズ系の専門誌では最初の3作が代表作として挙げられていたとのこと。配信には『FLYING BEAGLE』と次作の『SEVILLA BREAZE』(1988年)しかないんだよなー。まぁまぁ、もうちょっとこれを聴き込んでから次を考えましょうか。
ハイレゾ=1,020円
レコード繋がりでもうひとつ、オフコースのデビュー55周年で新しいベスト盤『ファイナル・セレクション 1975-81』が11月に出る。これがさー、レコードのみの発売で別途マスターに使ったハイレゾ音源(フラットトランスファー?)をダウンロードできるって言うんだけどさー、お値段が6,600円もするんだよね。同じ180gの重量盤なのに菊池ひみこのやつよりも1,020円高いってことは、これがハイレゾの値段なんだろうなー。だったら8,800円でCD5枚組のシングルコレクション買った方がいいな(笑)
レコードもなー、新譜は軒並み5,000円前後だし、ぼくレベルの知識だと欲しいと思うものはそれなりに有名な盤なのに加えて、どうせなら当時のやつとか言い出すと新譜よりも高かったりするから現実味が無いんだよね。一時期は隔月くらいでやってたレコードフェアもやらなくなってるし、やっとできたレコード屋も駐車場(・∀・)スースキスースキスー♪だし、いよいよブームがおしまいなのかなー。ブームが去って値段が下がるとありがたいけど望み薄だよねぇ。
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