近くの書店で久しぶりにレコードフェアをやるというお知らせが来た。そんな時に限って仕事だったけど、何とか片付けてお邪魔してみた。そこそこの人出。いちばんの変化は歌謡曲やシティーポップな方面の売り場が減少してジャズが復権していたこと。その他は7インチ(シングルレコード)のエリアが広くなっていた。ブームはこっちへ向かっているのかも?
ちょうどぼくもジャズに回帰中でラッキー! アート・ペッパーと尾崎亜美を確保して帰宅した後で、グラント・グリーンの『IDLE MOMENS』が気になって翌日(つまり今日)もう1回行ってみたら、昨日見た91年の国内盤は無くなっていてがっかり。仕方がないから2017年のヨーロッパ盤で妥協したところ、こいつがいちばん重要なタイトル曲で3カ所プレスミスがある盤だった。元の持ち主はだから売ったんだろうなぁ。マジでこういうのは廃棄してくださいよ。まぁまぁちょっとノイズが入るだけっちゃあ入るだけなんだけど、またしてもレコードで負けを喫してしまったショックが大きい。そこそこのお値段だったんだけどなぁ。最近のプレスで新品同様の中古盤は何かしら瑕疵があると思った方がいいね。
『IDLE MOMENTS』は言ってみれば演歌。改めて聴いて「こんなに遅かったっけなぁ」って思ったけども、個人的にグラント・グリーンは70年代のファンクのイメージが強いからそう感じてしまうのかもしれない。ぼくが持っているジャズはほぼ100%CDだからレコードで聴くのが新鮮。オーディオ復活してからジャズ自体そんなに聴いてないのもあるかも。それにしても単にレコードの選び方が下手くそなのか、それともダメなやつを引く体質なのか?