全国的にクリスマスであるところの昨日…25日は、都合で見に行かれなくなったという人からチケットをいただきマンモスして、ミュージカルを鑑賞しにひとりで会場へ潜入してまいりました。しかもS席でございます。ありがてぇ。
『クリスマス・キャロル』というチャールズ・ディケンズの原作をオリジナルミュージカルにしたもの。「生きてるうちに徳を積んでおかないと地獄に落ちるぞ」というシンプルなお話をファンタジーで。日本的に言えば「情けは人の為ならず」ってとこなんでしょうかね。キリスト教で徳が高いことっていうのは寄付だったり貧しい人への施しだったり、つまりは自分以外への無償の愛? ひとりで好きなことをやってるのが楽しいし、他人への共感がほとんどないぼくにとっては身につまされるところも多く(笑)
キャストは吉田栄作と早見優に吉田要士がメイン。Tシャツとジーンズではない吉田栄作は歌も演技もうまかったし、早見優は夏色のナンシーだった。大変失礼ながら吉田要士という人は知らなかったけど、彼の表現力と安定感でミュージカル全体がバシッと引き締まって流れていく感じだった。セットや演出も素晴らしく、途中の15分休憩をはさんで2時間はあっという間だった。
そしてなんと、この公演がツアーの最終ということでアンコールは撮影OK! 客席も大いに盛り上がって、ライブの一体感もいいものだなぁとしみじみ思ったクリスマスの夜なのでした。