去る9月3日(日)にビルボードライブ横浜で行われた「飯島真理 40th Anniversary Live “The Best Is Yet To Come”」に参戦してまいりました。ここ最近も東京や名古屋に出かけておりましたが、全て奥さまが行き先を決めて切符やチケット等々の手配もしてもらってぼくはそれに乗っかるだけ。今まで「これを見たい」とか「ここに行きたい」と思っても、そこまで強い衝動を感じたことはなくて、実際には動かないままここまで来てしまった。というわけで、今回は「飯島真理のライブに行く」のをきっかけにして、イチからひとりでやってみようという冒険の旅なのであります。
遅めの出発
1stステージのチケットをギリギリで入手することに成功したら電車を手配する。せっかく横浜に行くなら、赤レンガ倉庫辺りをぶらぶらしてみようじゃありませんかということで、1本早いやつに予約を変更したりしつつ桜木町駅に到着したのが13:30くらい。覚悟はしていたけれど暑い。暑すぎる。
横浜といえば銀星会
ミュージアム?
最初はカップヌードルミュージアム横浜に行くことにして人の流れに乗ってそれらしき方向に歩いていく。が、いきなりちょっとズレた。日本丸のところに出ちゃたから汽車道まで戻る。灼熱の汽車道を渡って、今思えばここでショッピングモールを突っ切って行けばすぐだったのに、サークルウォークまで行って戻るという相変わらずのポンコツ具合で、最短コースの2倍くらい歩いてしまった。
カップヌードルミュージアムの中にあるフードコートで軽く何かを食べるつもりが行列で断念。こういうところが自分のダメなところだと自覚しながらせっかく来たから展示だけでも見て帰ろう…ここはカップヌードルやチキンラーメンの体験コースに参加しないと、他に見るところはほぼ無かった。マジっすか。体験コースは予約や順番待ちが必要だし、今回はライブがメインだから撤収する。
タカ&ユージはいなかった
今度は赤レンガ倉庫をめざしてまたまた灼熱の屋外へ。普段クルマで移動してる地方民にとっては結構距離があるんだよねぇ。赤レンガ倉庫は見えてるから迷うことなく来ることができたんだけど、予想通りの混雑具合に加えて、真ん中の広場を海上保安庁と消防庁が占領して子供向けイベントやってるのがすごいジャマ。
それなりに迷いながらフードコートへ。横浜に来たら崎陽軒のシウマイをってことで、昔ながらのシウマイのビールセットをオーダーしたらすぐ出てきた。予感はしていたけれど冷凍食品的なもんでしょうな。崎陽軒が空いているのがわかる気がする。それでも冷えたビールとエアコンの中でしばし休憩できて助かった。
午後3時
赤レンガ倉庫の奥の方の港で海上保安庁の船が放水のデモをしているのを見ながらベンチで少々時間調整する。風もあるし若干曇っているのがありがたい。各所でもうちょっとゆっくりすればいいのに、次の予定に向けてこなすだけになっちゃうんだよなー。超セッカチなのは性格だからもう治らないと思う。
冥土の土産
そうこうしてる内にビルボードライブ横浜の開場時間になった。Googleマップの徒歩ナビがおかしな方向を指示したせいで若干の遠回りになりつつも到着。すでにグッタリ。それでもなんとか自分の席にたどり着いて同じテーブルのみなさんに「おじゃましますー」と声をかけてみたものの完全無視された。ホント、そういうの良くないよ?(笑) 客席を見回すと、自分も含めて8割くらいが白髪や薄毛のオッサンで誰とも話すことなくシーンとしている。みんないろいろ食べてるけどどうしようかなぁ…そんなにお腹も空いてないし…とりあえずクラフトコーラをお願いしてライブの始まりを待つ。
ぼくの席のすぐ横から現れた飯島真理は案外背が高い気がした。2ndアルバム『blanche』のインナーのままのスレンダーなスタイル。そのままステージまで歩いて行っていよいよライブのスタート。1曲目は1stアルバムから『ひまわり』をピアノの弾き語りで。ボイストレーニングで痛めてしまったという声は戻らないながらも、感情はしっかりと伝わってくる。ライブが進んでいくに従って声の調子も上がってきて安心した。途中スタッフからライブが長すぎるという警告が入って2曲カットされるも、アンコールで『愛・おぼえていますか』をやってくれたのがグッと来た。会場も大盛り上がり。この曲を生で聴けたからもう思い残すことは無いっちゃあ無いんだけど、ライブで聴きたい彼女の曲が他にもたくさんあるんだけどなー、とも思ったり。
初期の恋愛ソングや結婚したころの曲は(年齢的に)やらないだろうなってのは予想してたし、ぼくは1989年の『My Heart in Red』以降は聴いてないからわからないってことを差し引いても、ライブの選曲から始まってトークの内容とか、彼女の醸す雰囲気がどこか暗い印象を受けた。なんだろう? すごく疲れている感じ? 余計なお世話かな(笑) まぁまぁ今回のライブのタイトルが「The Best Is Yet To Come(最高なのはこれから)」だし、この先も歌っていくとのことなので健康で元気にいてほしい。ライブの後にサイン会があるという話を小耳にはさみつつ、帰りの電車の時間があるから桜木町駅へ向かう。
(・∀・)カエル!!
無事に八王子まで戻ってあずさに乗れば帰れるぞ、というところまで来たら安心したのかお腹が空いた。少々時間があるから改札を出てフードコート的なものを探してみたら、駅ビルの上の方の階だっていうからやめた。暑い中歩きまわってさすがに疲れているから、遠くで塩素の香りがする駅そばをササッをかき込んで後はホームでボーッと待つ。まだまだ暑い。この後も滞りなく予定通りに進んで無事に帰宅。全てを自分ひとりで完結できたことに満足しつつ、祝杯をあげるのでありました。