キーボードを洗う。

この時期になるとキーボードを掃除するという話がどこからか必ず聞こえてくる。そんな中で今年はREALFORCE(リアルフォース)を分解して丸洗いするという記事に遭遇して「それいいねー!」ってことでやってみることにした。

洗浄前
取れない汚れ

2002年辺りに購入した「REALFORCE U91(NG0100)」なんですけども、当初は自宅でLinux用として使っておりました。その後2008年あたりでiMacに移行してからは会社に持ち込んで20年弱、今でも現役で稼働しております。汚れた手で使うこともある環境で定期的に掃除してきたから、デロデロということもないんだけど、キーの側面やどうしても取れない汚れでヨレヨレ感を漂わせている。

分解

角にひっかけて引き抜く

キーを取り外す工具…富士通のリベルタッチに入ってたけど、オークションで売ってしまったから新規で手配した。500円くらいだったかな? この形式だとEnterとか大きめのやつでも引き抜ける。一家に1本は持っておくべき(笑)

ここもクリーニングする
汚れに見えるものの大半は錆びだった
ベタベタに溶けてる

キーに続いて外装も取り外す。ツメで留まっているだけだから簡単だけど、中の基板も一緒に外れるから落下注意。基板からケーブルのコネクタを外して分解完了。デロデロになったゴム脚(?)もはがしてしまおう。

こうなっていたのか
無接点方式だからスプリングが入っているだけ

ん-、基板がもう1段分解できそう…20本以上のネジを外して開いてみたら、ラバーカップとスプリングが出てきてしまった。ここはいじると戻せなくなりそうだからそっと閉じ。

洗浄

ここがハイライト!
ケーブルも汚れていた

外したキーと外装パーツをマジックリンで漬け込み洗い。仕事の都合で40時間近く放置することになってしまった。ケーブルはコネクタ部分が濡れないように注意しながら、メラミンスポンジでササッと汚れや黄ばみを取る。ケーブルに印刷されている文字が若干薄くなったけど、まぁまぁそれはそれで。

組み立て

プラスチックパーツは念入りにすすいで、石油ファンヒーターの力を借りて乾燥させたら準備完了。分解したときと逆の手順で基板にケーブルをつないで外装パーツを取り付けたら、キーをひとつずつはめ込む。数字キーやファンクションキーは問題ないとして、特殊キーやアルファベットは分解前に撮った写真を見ながらパチパチと。

ようやくここまで来た
確かこうだったはず
動作確認
昔々に買ったやつ
高さがあるあから手前だけでOK
きれいになった
洗浄後

ノートPCに接続して、各キーが正常に動作するか、キーの差し込み間違いがないかを確認したら、ゴム脚のあったところにポリウレタンクッションを貼り付けて完成。写真だとわかりにくいけど、かなりきれいになった。キーのテカりや若干の黄ばみは勲章ということで(笑)

おまけ

最近はストロークが浅い方がいいのかも?

REALFORCEを洗っている間、会社のPCについてきたHPのペラペラキーボードを使っていたんだけども、これが案外いい感じで、REALFORCEはまだ仕事に復帰していない。テンキーが思った以上に便利なんだよなー。

コメント

タイトルとURLをコピーしました