実質最終日の6日目。最初に目指すのはBMWミュージアム。地下鉄のオリンピック公園駅で降りればいいんだけど、ミュンヘン中央駅から地下鉄に乗ると途中で乗り換えないといけなくて、でも地下鉄の駅は似たような名前ばかり(○○プラッツ=○○広場)でうまく乗り換えられる自信がなかったから、ミュンヘン中央駅のふたつとなりのマリエンプラッツ駅まで普通電車で行って、そこから地下鉄に乗り換えるコースに決定。
ミュンヘン中央駅で、マリエンプラッツ方面に行く電車の乗り場を確認しようと時刻表を見ると・・・無い。なんか特急しかない感じ? しばらくさまよってから、近くのホームにいた駅員に聞いてみたら、ずっと向こうの「S」って書いてあるところ(Sバーン=普通の電車)を降りていけばいいとのこと。ICEで来たから気がつかなかったけど、もしかして地上は全部特急のホーム?
(Uバーンの車内)
マリエンプラッツ駅に到着。今日の移動のことを考えて、地下鉄(Uバーン)とトラム(路面電車)とバスに乗り放題になるチケットを買っておく予定だったのに、窓口は営業時間前。ガイドブックには券売機でも買えるって説明があるから、券売機の前でどれかなーどれかなーとやっていたら(ドイツの券売機は買う切符が決まってからお金を入れる)、後ろからやけにノリのいいオジサンが「どこに行きたいんだい?」と声をかけてきた。ケルンのトイレで遭った物乞いの事が頭をよぎって、後で法外なチップを要求されるんじゃないかと警戒しつつ「BMWミュージアムに行きたい」というと、持ってるカバンからミュンヘン周辺の路線図や切符の説明が9カ国語で書かれた(もちろん日本語もアリ)小冊子を取り出して、ボールペンで「今ここにいるから、ここで降りる」と間違ったところに丸を付けたあとに訂正して(笑)、ミュンヘン市内の地下鉄1日乗り放題のパートナーチケットを買えばいいことを教えてくれた。目的のチケッ
トとは違うけど素直にそれを買うと、今度は「乗り場まで案内するから付いてこい」と。大丈夫そうだとはいえ完全に信用したわけでもないし、先にマリエンプラッツ(マリエン広場)を見ておきたかったから断ると、「3番線から乗るように」と言い残して行ってしまった。ボランティアか何かの人かなぁ。ずいぶんと助かった。
(市役所の建物 / 聖堂の鐘が聞こえる)
地上に出るとそこがもうマリエンプラッツで、ドイツ滞在にして2回目の青空(しかも快晴)が気持ちいい。
(画像はすべてクリックで拡大)
市役所や開店前の店をザッと眺めてから、本当に3番線でいいのか確認して地下鉄に乗る。
(これがBMWワールドだ!、屋根の上に見えるのはオリンピックタワー)
オリンピック公園駅で降りると、目の前にババーンと巨大な建物が出現。ぼくたちはこれがオリンピック関連の建物だと思い込んで「オリンピックはすごいねー」っていいながら、長い長い信号を待って道路の反対側に渡ってみたら、実はそれがBMWワールドであった(笑) こっち側にはBMWの本社ビルとBMWミュージアムがあるけど、入り口らしきものが見つからないから、またまた長い長い信号を待って、BMWワールドに突入。
(向う側が納車エリア / 橋を渡ってBMWミュージアムへ)
BMWワールドは去年完成した大きなショールームで、入場は無料。現行のモデルは一通り展示されてて、そこそこ自由に見られるようになってる。2階部分の半分は納車エリアで、入場料を払えば実際に買った人がここから街に出て行くところを間近で見ることができるらしい。その下の部分は、エンジンをはじめとする技術的な部分の展示。
(70年代の各シリーズと歴代のエンブレム)
納車スペースの反対側の2階部分から、道路にかかる橋を渡って今度はBMWミュージアムへ。入場券を入り口の機械にかざして入るとすぐに、バランスが何とかみたいなオブジェクトが動いていて、「前後の重量配分が~」と熱く語っていた友達の言葉を思い出して、なるほどなーと思う。
(ミミズの這ったようなのがBMWワールドのデザインスケッチ)
全体としては新しいところから古い方向に向かう大きな流れで展示されてる感じで、光と影を使った見せ方がカッコいい。
(マルニとイセッタ、この辺りのリメイクは・・・やらないかなー)
写真でしか見たことのない有名なBMWが「これでもか!これでもか!」と登場してきてお腹いっぱい(笑)
最後は螺旋の廊下を上りながら、歴代のコンセプトカーを見てエスカレーターで脱出。
そのままお隣のオリンピック公園内を歩く。青空と芝生や森の緑がきれい。
(オリンピックタワー / 展望台へのエレベーター)
天気もいいし、2日目のラインタワーに続いて2本目のオリンピックタワーに登ってみると、50~60年代の古いレコードのかかるジュークボックスが置いてある「ロック・ショップ」という店や、その脇にあるコインを伸ばして記念にする機械、合成写真が撮れる店などなど、タワーの展望台の雰囲気は世界共通?
(オリンピックスタジアム / 手前がワールド、奥がミュージアムと本社ビル)
ここからはさっきのBMWの一連やオリンピックスタジアム、選手村だった建物や、遠くの聖堂なんかが見えて、さらに階段で「屋上」に出られる。もちろん高い柵はあるけど、その気になれば乗り越えられないこともないし、携帯電話くらいのものなら余裕で通る隙間がある。なるほど、BMWミュージアムの入り口の屋根がBMWのエンブレムのデザインになってるのか。
(飛び出すにんじん)
タワーを降りて鬼門のお昼。BMWワールドの中にちょっとした店があったから、そこまで戻ろうかと作戦を練っていたら、タワーの入り口にセルフサービスの店を発見。トレーをもってうろうろ。ハンバーグっぽいものを焼いてるコーナーで、ひとつって注文したら、ハンバーグっぽいもの2個に山のようなにんじんとジャガイモの炒め物が出てきたから、ふたりで分けることにしてトレーをひとつ戻す。お会計を済ませてホッと一息。今日はなんだかツイてるな(笑)
すごい! ちゃんとした旅行記だ。
なかなか面白いです。俺も行った気分に浸れます。
そろそろEndに近づいてるのかな?
> すごい! ちゃんとした旅行記だ。
> なかなか面白いです。俺も行った気分に浸れます。
マジっすか!?
ありがとうございます。
もうね、ホントに自分の文才以前の基本的な部分のダメさ加減をバリバリと感じながら書いてます。
旅行記自体はそろそろおしまいですが、写真が900枚弱あるので(笑)、アウトテイク的にちょろっと書くこともあると思います。