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炎天下の中、久しぶりに街撮りに出かけた帰りにいつもお世話になってるフォルクスワーゲンの前を通ったら、フェア中か何かで「TEST DRIVE」の看板が付いたゴルフ6が置いてあるのが見えて、込んでる様子もなかったから(笑)途中で引き返しておじゃま。サラッと乗って返すつもりでいたら、諏訪湖1周くらいしてきていいというので(ありがとうございます!)、同好の士を誘ってドライブとしゃれ込んでみた。
1.4リットルのTSIエンジンに7速DSGを組み合わせた、TSI Comfortlineのブラック。日本国内ではいちばんベーシックなグレードで、車両本体価格は275万円。
例によって、Audiっぽい深めの運転席に座ってポジションを決める。センターコンソールからドアのスイッチまで、ゴルフ3の頃の位置に戻っていて使いやすい。内装の質感は、新車時のゴルフ4ほどではないにしてもそこそこの高級感。メーターのブルーの照明は廃止されて、白と赤のシンプルなものになっていて、昼間でも点灯する現代的なものになったけど、ゴルフ5はメーターの数字がメモリの外側に書かれていて、もうちょっと精密感があった気がする。それでも昔のほの暗い灯火類の照明と、あるのか無いのかわからないくらい控えめなATシフトレバーの照明からは、隔絶の感があるなぁ(遠い目)。
ドアを閉めてすぐに気がつくのが、圧倒的な静かさ。ゴルフ伝統の(?)アイドリングの振動はなく、遮音フィルムを挟み込んだガラスのおかげで、車外の音は遮断されているし、走り出してもロードノイズや風切り音が聞こえてこない。足まわりはほどよくマイルド。どっしり感というのか、ぼくのゴルフ4に比べると、車全体の重さはやっぱり増えてるように感じた。7速DSGは低速でほんのちょっとぎくしゃく感があるけど、走り出すときにDポジションに入れたときのショックも全く無く、なめらかで速い。
連休最終日とはいえ、諏訪湖周辺はどこもかしこも渋滞していて、50km/h〜60km/hで本当に普通に流すくらいしかできなかったけど、2000rpmもまわすことなく、6速〜7速・1200rpmくらいで十分。マルチファンクションインジケータによれば、1時間位走って平均速度30km/h、平均燃費は14km/リットル! ハイオクという部分ではマイナスだけど、1.4リットルのエンジンで周りの流れを十分リードできるだけの余裕がありつつ、混雑した街中も含めてこれだけ低燃費とは恐るべしTSIとDSG。
というわけで、さすがはゴルフという完成度で、お金と体力があればぜひ、と言うところなんだけど、もし買い換えるとしたらやっぱり新型ポロかなー。日本デビューは今年の12月で、車両本体価格は200万円前後とのこと。いや、まだまだゴルフ4に乗り続けるけどね。
