小曽根実のトリオのアルバム、その名も「ジャズ11PMの小曽根実トリオ-ハモンドオルガンの魅力-」。細かいことはよくわからないんだけど、1970年前後の作品に未発表曲を加えて2009年にCD化したものを、ハモンドオルガンを愛する同好の士からお借りした。トリオなのにジャケットには4人。この女性はいったい誰?
A面は輸入曲でメリー・ポプキンの悲しき天使や、サイモン&ガーファンクルのサウンド・オブ・サイレンスのカバーに混じって、1曲目は11PMのテーマ??? でもあれは三保敬太郎だった気がする。
キング・トーンズのグッド・ナイト・ベイビーで始まるB面は、今では昭和歌謡と呼ばれる邦楽オールディーズ集になってるけど、当時は最新のヒット曲だったんだろうなぁ。
小曽根実の弾いているハモンドオルガンは、ちょっと前のジャムバンド系ブームで流行ったB-3ではなくX-77。B-3よりもポピュラー寄りなのかな? 当時のライナーには「最新型」と説明書きがある。
全体を通しての雰囲気はジャズ歌謡といいますか、スーパーの野菜売場で聴こえてくるような…ハモンドオルガンとギターという組み合わせはどうしてもそういう方向に行ってしまいがちだけど、それがまたいい(笑)