70年代のジャズやフュージョンを聴き直してみようなんて言った舌の根も乾かないうちに、奥さまにTSUTAYA DISCUSで大江千里の『Sloppy Joe』をレンタルしてもらった。
1989年に出た彼の初めてのベスト盤で、ぼくは初回限定の紙ジャケットを持ってた記憶がある。この後『APOLLO』辺りを最後に彼の音楽は聴かなくなった。言葉よりもメロディーやサウンドをより重視するようになって、ますますビートルズや洋楽にのめり込んでいった。
東京での学生時代の記憶とも重なって、僕自身が今まで大江千里を聴き直すことを無意識に避けてきたような気がする。YouTubeで偶然聴いたのをきっかけに、今こうやって改めて向き合ってみると…自分がどれだけ影響を受けていたか、そしてその頃からいかに進歩がないか思い知らされる(笑) 特に言葉に関しては、僕が使うほぼすべてが大江千里の中にあると言ってもいいくらい。
一時期あれだけ陳腐に感じられた歌詞も、この歳になってみて本来の意味がわかるものも多い。音楽そのものにも時間とお金がかかっているのも(・∀・)イイネ!!