庭のジューンベリーが赤い実を付ける季節。今年もそれをジャムにする精神的な、そして時間的な余裕がある幸せ。ジューンベリーの木が大きくなりすぎて思うように収穫できないんだけど、そのままにしておくと朝から鳥が群がってうるさいし、新車のFitがフンまみれになってしまう。手前のボールはそんなこんなで、ここ数日会社から帰って来てから半ば事務的に収穫したので、奥のボールは、奥さまが朝摘んできた分。合計750gをジャムにしていただきマンモス。
砂糖は果実量の35%だから本来なら260gだけど、毎年恒例でこの半量にする。ざっと洗ったジューンベリーと一緒に鍋にいれてひと煮立ちさせたら、冷めるまで休憩。
その間に会社に戻って仕事をやっつけてから続き。フードプロセッサで粉砕すると、家中に広がるジューンベリーの甘酸っぱい香り。幸せとは、贅沢とはこういうことなのかもしれない(笑)
ざるで裏ごしして種と皮を取り除く。これがいちばんの重労働で、フードプロセッサで疲れている腕にムチを打ってなんとかクリア。写真はさらにその後の「とろみがつくまで煮る」が終わったところ。今年はここを念入りにというか、今までよりも煮詰めて濃くなるようにしてみた。仕上げのレモン汁も茶さじ2杯(5cc)に減量。
その辺が功を奏したのか、今までにない会心のデキになったのであります。レモンに邪魔されないジューンベリーのほのかな酸味と、その後に広がる香りと甘さ。ほんの一瞬だけのこの時が来年もあるといいなぁ。