去年の1月に、カルロス・トシキのデビュー31周年記念ライブツアーをやってるなんていう話をちょろっと書いたんだけど、今年もまたツアーをやってたみたいで一体どういうことなんでしょうか?と思ってインターネッツにお伺いしてみたところ、カルロス・トシキのインタービュー記事に遭遇いたしました。
彼のルーツは日本の歌謡曲であること、日本のお仲間のお誘いでライブが実現したこと、さらに48歳から大学に通って、今はブラジルの種苗会社でニンニクの責任者になっていること等々、彼なりに大変な時期を過ごしてきた事が語られていた。ブラジルに帰ってレストランやってるってところまでは知ってたけど、あまりにも意外な展開だった。
そしてこのツアーのメンバーで制作された『Nova Nostalgia』というCDが発売されていることを知って光よりも速くオーダーしたのであります。オメガトライブのナンバー8曲に、ブラジルのスタンダードナンバー3曲をプラスした全11曲。短時間でレコーディングしたとかで、ライブっぽい仕上がり。オメガトライブの曲はアレンジもキーもそのまま、カルロスの声は昔のまま…ではないけど、オメガトライブをリアルタイムで体験したぼくは、この再会に涙を止めることができなかった。
オメガトライブへの愛が溢れて、Amazonの欲しいものリストで3年近く熟成させたCD BOXを迷いなくゲット。(非公式の)ファンクラブが集めた署名で実現したという『1986 OMEGA TRIBE CARLOS TOSHIKI&OMEGA TRIBE COMPLETE BOX“Our Graduation” Box set』は、CD11枚にテレビ出演時の映像を収めたDVD2枚を加えた合計13枚組。2005年の発売から13年経っても買えるっていうのは、まだ生産してるってこと? それとも…いや、なんでもない。
CDはオリジナルアルバムを基準に、その前後に発売されたアルバム未収録のシングルと、オリジナルカラオケがCD目一杯まで収録されていて、1日2枚聴けるか聴けないかというボリューム。肝心のリマスターに関しては完璧と言ってもいいんじゃないだろうか。当時のレコードで持っている1st~3rdまでを聞き比べると、どっちも似た感じなんだけど明らかにCDの方がハッキリクッキリした音質。レコードでは荒れやすいカルロスの「サ行」もなめらか。
100ページに及ぶブックレットは、歌詞以外に当時のツアーパンフレットやノベルティーの写真等々、それからオメガトライブの生みの親である藤田浩一氏をはじめ、作曲家・作詞家・アレンジャーのインタビューを挟んである。現状インターネッツで見かけるオメガトライブ周辺の話はこのブックレットが引用元っぽいね。メンバーへのインタビューは叶わなかったが、そのオファーの中で「”オメガトライブ”というブランドは、ファンの皆様のモノであると思っています」というファンを想うメッセージを見つけたってことなんだけども、インタビューできないってさー、2005年の時点でもメンバー間のわだかまりみたいなものがあったのかな?
ぼくがリアルタイムで聴いていたのは最初の2枚。このCD BOXで楽しみにしてたのが、『DOWN TOWN MISTERY “DAY LIGHT” VERSION』。当時はカセットテープでしか発売されなかったし、現状でもこのCD BOX以外では聴けない。LP・CDで発売された”NIGHT TIME”に比べると”DAY LIGHT”の方が全体的に角の取れたサウンドになっている。今のところ7枚目の『BAD GIRL』まで聴いたけど、やっぱりこの辺から微妙な感じ。ラストアルバムの『natsuko』の時期は、事務所社長・プロデューサーの藤田浩一氏をもっても制御不能だったということで、カルロス・トシキ & オメガトライブは1991年に終わりを迎える。
また来年お会いしましょう😭🛫‼️沢山の愛をありがとう❤️、皆んな元気でね🙏😊🎶💕 pic.twitter.com/0EHXoZwCvq
— Carlos Toshiki (@Chuckybaby1986) 2018年3月13日
カルロスは来年も来そうだから、もっと早く情報をキャッチしてライブに行ってもいいかもしれない。あのステップと頻繁にマイクを持ち直すクセがそのままなのか確認したい(笑)