インターネットに無い。

よくわからないジャケット

ネットワークプレーヤーを導入する直前に仕入れていたのが、伊東ゆかりの『ミスティー・アワー』。1982年の暮れに発売されたこのアルバム、レコード会社がプロモーションをほとんどやらなくて当時は全く売れなかったとのこと。最近になって「林哲司プロデュース&竹内まりや等々が曲を書き下ろしている」というところで、いわゆるLight&Mellow方面から発掘された。で、今年の4月にCDで再発売になったんだけど、伊東ゆかりといえば『小指のおもいで』だとか、中尾ミエあるいは園まりといった面々が思い浮かぶぼくは、ちょっとアレかもしれないと思って購入を見送っていた。だがしかし、ユニオンの5,000円以上で送料無料の充填剤としてオーダーしたところ、これがなんと大当たりだった。

「藤」じゃなくて「東」なのに

ライナーによると、TV番組がらみで伊東ゆかりに会った林哲司は、彼女に対する個人的な思い入れもあって、ビクターの担当ディレクターにプロデュースの企画を出す。そして竹内まりやとかEPOだとか井上鑑だとかに曲を依頼するんだけど、今でこそビッグネームなみなさんも当時は若手だったから、伊東ゆかりにとっては実験的な作品という位置づけになってしまったとか。例によってすべての曲がイケてて、個人的には女同士の友情をテーマにゆったりスウィングする『マリコ』がやっぱいいわー。作詞はほとんどの曲が竜真知子で、なんとなく昔の竹内まりや的な世界観の曲多め。このアルバムは(今のところ)YouTubeにもSpotifyにもないからブログに貼れなくて残念。CDレーベル面の「伊」は誤植だね。

Light&Mellow絡みのリイシューといえば、やまがたすみこの一連のアレが先月CDで発売されたみたい。『サマー・シェイド』と『フライング』はレコードで持ってるけど、最高傑作の誉れ高い『エメラルド・シャワー』まだ入手していない。CD買おうかなー。

大貫妙子はたくさんある

地方ではとにかくレコードの入手性に頭を抱えることが多くて、ネットワークプレーヤーでハイレゾも分け隔てなく再生できるようになったから、今後はハイレゾがあるものはハイレゾで買っていこうかなぁなんて考えているところなんだけど、欲しいと思うものに限ってない。大貫妙子なんかはたくさんあるけど基本的に3,200円。やっぱCDが現実的かなー。ハイレゾがもうちょっと安ければバンバン買うんだけどねぇ。

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