この前のエントリーで書いた、オリンパスの超フラッグシップの「E-M1X」は予定通り発表になって、お値段もスペックもほぼ事前のリーク通りだったんだけども、「インテリジェント被写体認識AF」に関してはミラーレスカメラの利点を活かした、新しいステージに突入してきた気がするね。何を撮っているのかをカメラが判断して然るべき場所にピントを合わせる…膨大なサンプル画像をディープラーニングでもって数値化して組み込むとか、ちょっと想像を越えてきたわ。今のところ、モータースポーツ・航空機・電車の3つしか対応してなくて、それぞれをあらかじめ指示しないといけないけれど、今後のファームウェアのアップデートでいろいろ追加されるとかで、こういうのが現実的なモデルにどの程度フィードバックされるのか、オリンパス100周年の年だし、楽しみに待つとしようじゃありませんか。
事前のティーザー映像で写ってたレンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」という超望遠レンズだった。1.25倍のテレコンバージョンレンズ内蔵で、400mm×1.25=500mmになった挙げ句に、「M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20」で2倍にすると1,000mm。35mmフィルムで2,000mm相当を手持ちでやりましょうという壮大なお話。発売は来年。例によってぼくには縁のないお値段だろうなぁ。MC-20は今年の夏発売で、ぼくの持ってる「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」にも使えるからお値段によっては…35mmフィルムで600mm相当になるけど、そこまでいらないかなぁ。
そしてもうひとつ、「OLYMPUS Viewer 3」に代わる純正RAW現像ソフトの「Olympus Workspace」も登場いたしました。早速使ってみてるけど、OLYMPUS Viewerではなぜか別々の場所に配置されていたものがスッキリと並べられてずいぶんと使いやすくなった。64bit化されたことも影響してるのか、動きもサクサクとまではいかないけれど、十分に実用的な速度。ただし、プレビュー画面の解像度が低くてイマイチ結果がわかりにくいのがダメ。上の画像のネコの足跡がモワッとするのよねぇ。書き出しは問題ないんだけど。Adobe Lightroomにある「カスミの除去」とか「明瞭度」も搭載されて、これでもうAdobe税払わなくていいわーと思ったけど、必要なのはLightroomじゃなくてPhotoshopだということに気が付きつつある。
泥足でボンネットに乗るネコは三味線屋行きなので覚えておくように。