「真空管アンプ合同試聴会」の案内状をいただいたから、覗きに行ってみることにした。案内状に書かれているラインナップがハイエンドメーカーばかりだから、分不相応というか現実味が全くないのが残念だわー(笑)
場所は「松本 信毎メディアガーデン」の3階にあるスタジオ。建物の前は何回か通ったことあるけどここがなんなのか謎だったんだよねー。中はセレクトショップ的なものとか、カフェとかのオシャンティーな場所でありました。
会場をグルッっと1周する程度で帰ろうと思ってたら、思っていた以上にガチの試聴会だった。せっかくだからちょっと聴いていきましょうかねぇってことで、控えめに席を確保。
お昼を食べてからのこのことやってきたところの時間帯は、AIR TIGHTというメーカーの真空管アンプにJBLのL100 Classicという組み合わせ。会場が広いからスピーカーが小さく見える。ぼくが買った4312SEはスタジオ向けモデルで、L100 Classicはそれを家庭向けにゴージャスな音にしたモデルだとか。オレンジのグリルが長いこと品切れだったのが、今は大丈夫とのこと。でもスタンドが売り切れ状態らしいですよ。
AIR TIGHTのアンプは真空管別売りで95万円! (これとは別の?)30周年記念モデルは115台作って2年で完売みたいなこと言ってたなぁ。半分以上が海外だって。真空管の王様と言われる300Bは、オリジナルを作ったWestern Electric社が製造を再開というのか、新規に製造を始めるっていうのかが話題になっているところ。
かなり後ろの方で聴いていたけど、自分のオーディオとの音の差は歴然。スピーカーが同じJBLだってこともあってか、全体の方向性は同じような感じだったけれど、高域の繊細さやボーカルの湿度感なんかは段違い。帰ってきて試聴に使ってた竹内まりやの『告白』を聴こうとしたら、ぼくの持ってる音源はmp3のみじゃん。リマスター前ならCDあるのに。残念。
それにしてもさー、オーディオってなんでこんなに高くなってしまったんだろう? 真空管アンプに関しては本当に異常とも思えるお値段ばかり。AIR TIGHTのアンプは女性従業員が手配線で組み立てていて、完成までに2月かかるって。そうなるとやっぱ1台100万円くらいになるのかなー。ナウなヤングはDAC一体型のヘッドホンアンプの方が興味あるよねぇ。