西田敏行が金田一耕助を演じた1979年の『悪魔が来りて笛を吹く』のサウンドトラックをついに入手! 界隈では有名なアルバムで、2001年発売のCDにはプレミアがついている。シティーポップや和モノが世界的に流行っているとはいえ、現状では金田一耕助や横溝正史に注目が集まっているわけではないから、リイシュー(再発売)は絶望的だと思って忘れていた。
最近、お友達がTwitterで金田一耕助シリーズの映画のDVDを売るという話をしているのを見て、個人的に金田一耕助ブームが再燃。そういえばと思ってサウンドトラックを検索してみたら、一昨年(2019年)の9月にヨーロッパの「Mr Bongo」というレーベルから、CD(MRBCD234)とレコード(MRBLP234)でリイシューされていた。つまり輸入盤。あちらでは結構話題になっていたのかも?
レコードは国内に1件だけ在庫があるところを発見したけど、送料だなんだで5,000円を超えてしまうから却下。Amazonのマーケットプレイスにメリケンやイギリスから出品されているのが送料込みでCDが2,300円くらいなのと、レコードが4,000円くらい。その次がHMVでCDが2,871円。タワーレコードは同じくCDで3,411円。現代の海外プレスのレコードは品質的に信用できないのと、いつの間にかHMVもコンビニ受け取りで送料無料になってたから、今回はHMVにCDをオーダー。
木曜日の午後に注文して土曜日に到着。開封してみたらなんと紙ジャケだった。残念ながら帯は無し。代わりになんかシールが貼ってある。3つ折りのジャケットは、オリジナルをそのまま縮小したのか、CDサイズでは字が小さすぎて読めない。レコードを買うべきだったか? レーベル面のタイトルは解像度が低くてなんとなく雑。もしかしたら盤起こし(レコードからCDにしたもの)かもしれないと思って焦った。
早速再生してみたところ、盤起こしではなくて一安心。コロンビアの版権表示もあるから、出どころはちゃんとしているんでしょう。このアルバムは尺八の大家(人間国宝)・山本邦山とサディスティック・ミカ・バンドのキーボーディスト今井裕の名義で、レア・グルーヴやジャス・ファンクとして認識されている模様。『金田一耕助西へ行く』辺りが非常に良い感じで良い(笑)