パワー重視。

DL-103 / J50+牛殺 / Pearl

ここ1年位の間で使っているカートリッジ(レコード針)は、(1)DENONのDL-103、(2)SUMIKOのPearl、(3)JICOのJ50+牛殺の3個。(1)はMCだから繊細な感じが良いけれど、落ち着きすぎてる気がするし、(2)は値段からするとかなりイケてるんだけど、接合針のほんのちょっと曇った感じがアレだし、(3)は牛殺という”クセつよ”針が付いていてジャンルを選ぶし…どれも帯に短し襷に長しという状況を打開するために何かしらのレコード針を導入したい。という話を書いた日に、JICOから木製カンチレバーシリーズの3作目「許色」が発表された。「迫力を求める人には少し物足りないかもしれない」とのことだし、”クセつよ系”は今回は無しで。

レコード再生は解像度と力強さがトレードオフの関係にあるというのか…カートリッジの体力が10あるとして、解像度に7を使ったら力強さには3しか残っていない…みたいなイメージを持っている。そして解像度に7を割り当てるためには針先を特殊な形状にする必要があってお値段が高くなる。一方で、そういう高解像度でワイドレンジなレコード針で聴く音はCDに近づいているような気がして、レコードに心酔している時はそれがたまらなく気持ちいいんだけど、フッと魔法が解けてみたら「それならCDでよくね?(語尾上げ)」という事に。以上が高いレコード針を買えない自分を納得させるための思考でございます(笑)

オーディオテクニカも復活させたい

そんなこんなで、今回は力強さに重心を置いてJICOの「N44-7 IMP NUDE」をオーダーいたしました。J50と組み合わせる標準のもの。ポイントは無垢の丸針というところかなー。丸針は原始的で入門用やDJ用としての位置づけが多いからほとんどが安い接合針なんだよねー。で、8日(金)にオーダーして、発送が15日(金)っていう連絡が今日来た。1週間かかるとは書いてあるけども、標準品でも受注生産なのかねぇ。


以下、「丸針と楕円針など、針先の形状で音が変わる理由」などなどのオレ様用メモ。

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