とても良い。

パナソニックのLUMIX DC-G100Dをレンティオで借りてみた話の続き。写りに関して。とにかく時間が無くて、フロントダイヤルを露出補正に割り当てたのと、中央重点測光にした以外はすべてデフォルトのままの設定。RAW+JPEGで撮って、JPEGをAffinity Photo 2でリサイズ。

3日目

カメラが到着して3日目の土曜日。朝は雨だったのが午後はきれいに晴れたから、仕事の待ち時間にサクッといつものコースを歩いてパチパチと撮ってみた。最初のレンズは「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.」。パナソニック同士の組み合わせ。

日陰のところをいい感じで持ち上げてくれる
最初からボロボロなやつ
そっちですか?
いろいろちょうどいい塩梅

このレンズはオリンパスのカメラでは色が濃く出る記憶があるけど、LUMIXではスタンダードのピクチャーモードでも彩度がやたら高くなったりしなくてちょうどいい。特筆すべきは「iDレンジコントロール」という、明暗差が大きい場合に暗部を自動的に調整してくれる機能で、1枚目の石垣の写真で早速効果が発揮されていると思う。

横から失礼します
デジカメが苦手な色

相変わらず鳥居をくぐらず境内へ。神楽殿の周りにアヤメがぐるりと置かれていた。なんとなく撮ってみたら、花びらの質感がいい感じ。それがわかる背面モニターもなかなかのもの。この時になんとなく暖色系だと思っていたところ、家に帰ってきて確認してみたらアヤメのところからホワイトバランスが日陰になっていた。RAW現像でホワイトバランスだけ直そうと思って純正扱いの「SILKYPIX Developer Studio SE」をダウンロードしてやってみたら、「iDレンジコントロール」が適用できなかった。自社製のRAW現像アプリが無いってのは大きなマイナスポイントだなー。その後、カメラ内RAW現像でホワイトバランスを直して事なきを得た。

石仏や地面がツルツル過ぎるような…
南無阿弥陀佛

”念のため”賽銭を投げてお参りしてから「万治の石仏」へ向かう。これまでの間に4秒の動画をいくつか撮ってみたものの、電子手ぶれ補正だけではどうにもならずボツ。これをVlogカメラとして売ってるのはいかがなものか。万治の石仏はなんとなく写りがスッキリしすぎているような気がしないでもない。全体的にはE-M1 MarkIIと比べても遜色ないというか、DC-G100Dの方が設計は5年新しいわけで。

これも暗部補正効いてるのかな?
庭先のあじさいっていいよね

ここでレンズを「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」にチェンジ。「マニュアルフォーカスクラッチ」も普通に使えるし、電子シャッターで1/16000秒まで切れるし、これといった問題はなさそう。ちょうど1周まわってきたところで時間切れ。会社に戻る時間になってしまったから撤収。

4日目

レンタル最終日はこのカメラを借りたら行こうと決めていたところへGO! だがしかし、午後から雨が降るというか、すでに降ってきてるじゃん。ぼくにしては非常にめずらしく、午前中から写真を撮りに出かけるのでありました。本日のレンズはE-M1 MarkIIの標準ズームであるところの「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」でございます。

足下フカフカ
緑の中のシマシマ

1時間弱で現着。幸いなことにまだ雨は降ってない。駐車場の周囲には管理されているであろう廃物件がチラホラと。腐ったウッドデッキを慎重に歩きつつ、相変わらず鼻がモニターに当たってAFポイントが右下になってしまう。

モノクロは3種類ある

お目当てのプールのある廃墟は何やら業者の方が集合して打ち合わせをしている関係で、全然思うように撮れなかった。ここでちょっと思い出して、カラーモードを「LモノクロームD」というのにしてみた。「L」って何のことだろうなぁ(棒)

画面端のフリンジは出ないっぽい?

最後の仕上げで「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」にチェンジ! ここのために持ってきたのに不完全燃焼だわ(笑) 次に来たら工事中になってそう。おそらくは上のホテルの付属施設みたいなもんなんだろうなー。雨が降ってきたこともあってまもなく撤収。

今じゃなくても?

時間のない中でザックリとLUMIX DC-G100Dを使ってみた感想は「とても良い」。もうちょっとじっくりと付き合ってみたい感じもあるんだけどさー、ビューファインダーが必要なところはE-M1 MarkIIを持って行けるだろうし、雰囲気を壊したくない場合はDC-G100Dでも大きすぎるという感じで、どうしても今ここで買い替える合理的な理由が見つからない。

オリンパス改めOMデジタルソリューションズ(OMDS)が、PENシリーズの新型にビューファインダーを載せてくれればE-M1 MarkIIを引退させてすべて解決するんだけどさー、OMDSになってから完全な新製品ってひとつも出てないし、毎週毎週クーポンだの下取りだののメールマガジンが来てて、昨日も「E-M1 MarkIII ASTRO」っていう、保守部品の在庫一掃みたいな派生モデルが発表になったしさー、なんかもうダメなんじゃないかって気がしてくるんだよなー。まぁまぁ、もうちょっと様子を見ましょうか。

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