超ニッチ。

結論

Amazonで売っている「Cubilux SPDIF-USB A 入力アダプター」は、説明通り16bit/48kHz以外では使えない。

接続

カセットテープから録音したDATの音源(16bit/48kHz)をPCに移すべく、コアキシャル(同軸)のデジタル出力をオプティカル(光)に変換する「BLUPOW DDコンバーター VA59」と、オプティカルをUSBに変換する「Cubilux SPDIF-USB A 入力アダプター」をそろえて週末を待っていた。が、土曜日が予想外に暑かったのと、音楽ライブラリーの再構築に集中してしまった関係で、取り掛かったのは日曜の夜でございました。

同軸から光ファイバーへ
光ファイバーからUSBへ

あたしはノートPCの類いを持っていないから、DATデッキを移動してデスクトップPCに接続する。問題は「DDコンバーター」の電源をどこから取るか。電源用のUSBケーブルだけ付属していて、急速充電器は使わないようにという注意がある。ということは…普通にPCのUSBに挿せばいいんじゃね?…OK、つまりはそういうことだった。そして「SPDIF-USB A 入力アダプター」をPCに接続すると…何も起こらず。デバイスマネージャを確認してみるとライン入力音声デバイスとして認識されていた。ハードウェア方面はこれで準備完了。

ライン入力デバイスは予想外だったなー

実験

リモコンはハードオフで買いました

入力された音声を録音するAudacityを起動して、まずは「SPDIF-USB A 入力アダプター」がどういう動きをするのか実験する。DATデッキを買ったときに付けてくれた動作確認用テープに、16bitで32kHz/44.1kHz/96kHzの3種類の音声が入ってるからこれを使う。結果は全部ダメ。32kHzと44.1kHzはノイズまみれ+音が飛ぶし、96kHzは無音(認識されない?)になってしまう。というわけで、ライン入力デバイス(=アナログ入力)として認識されることを含めて考えると、すべてを16bit/48kHzでUSB出力する超ニッチなD/Aコンバーターなのではないかと予想される。サンプリングレートコンバーター的なものは入ってないね。

本番

そこそこ使っているから調子は良い
もう少しで終わるというところでAudacityが落ちた
PC上で音質調整と切り分け

以上を踏まえて何回か試行錯誤の結果、DATの音声を16bit/48kHzでPCに取り込むことができた。そのままトラック分割して書き出そうかとも思ったけど、実験的にやってみた「ノイズ低減」と「ノーマライズ」が非常にいい結果だから採用。特にテープのヒスノイズ(「サー」ってやつ)が気にならないレベルまで下がったのがうれしい。YouTubeに上げたのを差し替えたいくらい。どうせアナログ入力ならばCDと同じ16bit/44.1kHzで取り込んでCD-Rにしておくのが正解かも? やり直す? ってゆうか、Audacityが不安定すぎてアレ。特にストアアプリ版は(ぼくの環境では)使い物にならないレベル。

  1. うおさん、こんばんは。読ませて頂きました。PCへ音を入れる事が出来て良かったです。CD-Rにも保存しておいた方が安心です。今回、読みながらDAT懐かしくなり長年寝てるSonyのDTC-57ESを思い出し、久々に使おうと電源入れ、動かそうとしても動かない(笑)中を開けてみると、まずカセットホルダーの軸がグリス固まり、ベルト緩みも有り交換。基板のハンダなどもチェックし、いざテープ入れ再生~一瞬だけ動いた後(笑)変な音がし・・・動かなくなり・・・開けると今度は・・・歯車が割れて空回り。SonyのDATデッキはダメですね・・・パイオニア良いですね~。
    レコードやテープなどアナログをデジタル化する時にノーマライズ使う場合は、ピークが-5.00dBに合わせておくと、良いですよ。ちなみにEP盤のピーク音圧も-5.00dBが多いです。

    • 康晴さん、ありがとうございます。

      なんとか取り込めたは取り込めたんですが、実質アナログ入力なのでなんとなくスッキリしません(笑) が、おそらく前回も同じだったんでしょう。

      ノーマライズの設定も難しいんですよねー。今回は多分Audacityのデフォルトの-1.0dBのままだと思います。音楽じゃないせいか特に違和感は感じていませんが、次回(!)への参考にさせていただきます。ありがとうございます。

      ぼくは最初に買ったのがDTC-57ESだった気がします。走行系がダメになって1年で2回修理に行ったのでパイオニアのD-07に乗り換えました。ソニーのDATはかっこいいけど華奢な印象です。

  2. うおさんもDTC-57ESを!!当時カッコ良かったですよね。Sonyのはカセットのセットが独特で、自分の不注意かなぁ・・・斜めにセットされたりして、テープのズレ起こしでエラー出たりと・・・当時何度、電気屋に修理に出したか・・・懐かしい思い出です。

    あと音のスッキリ感の調整になるとEQイジリになります。超低域と超高域をカットし中域を上げるワザ(笑)吉田保のリマスターCDシリーズに似たやり方になります。耳が疲れるのでお勧めしませんが参考までに・・・

    うおさん、テストでシングルレコードをデジタル化してみませんか?
    やり方は簡単で、PCへアナログ録音後、エフェクトでプチノイズ軽く取り、ハムノイズを取り、LとRの音を別々にノーマライズ-5.00dBで。スマホとかに入れて聴くと愛着が湧きますよ(笑)

    • 康晴さん、どうも。

      現代のオーディオで完全に失われてしまったのが「録音」だと思っていて、7インチをデジタル化したら楽しそうだなーってのは常に思っているんですが、ぼくのいる業界が超不景気でなかなか取りかかれません(涙)

      とはいえ、いつかそれが叶ったときのために研究は続けますので、参考にメモっておきます。後から音をいじれるってのは昔は無かったですよねー。ありがとうございます!

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