オリンパスのカメラ一式と入れ替わりでやって来たのはSIGMAのdp1 Quattroでありました。当初は迎え入れる予定はなかったんだけど、下取り査定が思っていたよりも良かったことに加えて、下取交換だと査定額が10%アップだし、広角のデジカメも必要だよなとか、いろんなものが混ざり合ったところで意識を失って、気がついたらdp1 Quattroでポロの写真を撮っていた。第一印象はDP1xの時と同じく、「思っていたよりもデカい」だった。だがしかし、マグネシウム製のボディーはカッチリで、ボタンも以前のキョロキョロが無くなって、非常に上質になっていたのでありますよ。
1週間ほど使ってみた感じ、インターフェイスはよく考えられていて操作性はいいし、レスポンスもバッテリーの持ちも問題なし。以前はRAWで撮って現像するというプロセスが必須だったけれど、余程のことがない限りはカメラ内で生成されるJPEGで十分というか、むしろその方がちゃんとしている場合がある。若干のクセはあるけれど、見た目以外の部分はもう本当に普通のカメラになったんだなー。
画質の傾向が今までのDPシリーズのクッキリ・パッキリとはちょっと違って、若干の粉っぽさみたいなものを感じるかも。でも、これってフィルムをスキャンした時の感じに似ていて、個人的には悪くない気がする。
あとはさー、SIGMA Photo Proっていう専用のRAW現像ソフトが相変わらずアレなのがアレ。このカメラを使い続けられるかどうか、ちょっと微妙な感じがしないでもないくらいとにかく動作が遅い。カメラのファームウェアも含めた今後のバージョンアップに期待しつつ、じっくりと向き合ってみたい(と言い聞かせているところ)。