正月はビートルズ。

この重量感
高校2年の正月にお年玉をかき集めてビートルズのCDを買ったのが始まりなせいで、毎年この季節になるとビートルズを聴きたくなるわけで。年末にオークションで70年代のフュージョン・クロスオーバー系のレコード50枚セットみたいなのを落札できなかった悶々とした気持ちが向かった先がビートルズで。全然知らなかったけど、ビートルズは最近またLPでも発売されてるんだね。そんな中でぼくが釘付けになったのが、通称『赤盤』『青盤』と呼ばれているビートルズのベスト盤で。

LPのSTEREOBOXもアナログマスターから作ってよ!
公式なアナウンスによると「2010年リマスター使用」ということになっているんだけども、レコードに貼られているステッカーには「ALL ANALOGUE MASTER FROM ORIGINAL MASTER TAPES」の文字が燦然と輝いているではありませんか! 2010年リマスターはデジタルマスターだからレコードで聴く意味は無いんだけど、これはなんとアナログのマスターテープから直接カッティングしているらしい。しかも現代の技術で。これを知った瞬間に気絶。気がついたら新年の初荷で届いたという次第。

フィルムを破かないと見られない
それぞれが2枚組のダブルジャケットで、中はビートルズを見ようと集まったファンの中にビートルズが混ざっているという有名な写真。これはオリジナルのLPと同じ仕様なのかな? CD世代だからその辺が全くわからないんだけども、LPのこのサイズってとってもいいわー。

青盤から聴きました
その他ツルツルの紙に印刷された解説と、同じ紙の袋に入ったレコード。おっとこれは180gの重量盤(=音質重視)ではないか。レコードの袋には歌詞が書かれていて、こういうのもレコードならではですなぁ。歌詞を追いながらビートルズを聴くなんて、それこそ高校生以来。後述のMONOBOXもそうなんだけど、国内盤は2010年のデジタルマスター使用だから間違えないように。今回入手したのは、赤盤が「0602547048455」青盤が「0602547048448」というEANナンバー(?)のもの。

低域の量はやっぱりCDかなぁ
音質は特に赤盤は全体的に鮮度がいいというか、各楽器がはっきりクッキリな上にボーカルの生々しさがCDとは段違い。『I FEEL FINE』の頭のフィードバックの音の背景にはハムノイズがあるとか、今までいったい何を聴いてきたのかというくらいの衝撃。青盤もSgt. Pepper’s〜関連のところはやっぱりすごく良かったのに、2枚目はなんかイマイチ感動がなかったな。というか、盤に大きなキズが入っていて返品交換中。同じようにアナログマスターから直接カッティングしたLPでMONOBOXが出てるんだけど、レコードは何かと気を遣うし、それ以上にお値段的な部分で今回は見送り。どうせまたハイレゾかなんかで出るんでしょう?(笑)

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