ブログに書きそびれたままなんですけど、今年は年始からそこそこの勢いでCDやレコードを買っています。もちろん中古ばっかりなんですけども。その中で半分くらいのボリュームを占めているのがブラジルの音楽。YouTubeで聴いていいなぁと思ったやつをサラサラっと手配する中で物理的・金額的に入手困難なやつを、Discogsというサイトを通じてなんとか手に入れたものの、結構アレだったという話をセルフ供養的な意味で書き残しておきたい。
Discogsと言うのは手持ちのレコード等々の詳細を登録して巨大なデータベースを作ろうみたいなもので、レコードの売買だけが目的のサイトではないらしい。インターフェイスが適度に日本語化されているからホイホイと登録してみたけど、実際に取り引きする相手は外国人な場合がほとんどじゃないかなぁ。ぼくは翻訳サイトを駆使してなんとか(笑)
いちばん欲しかった『Bebeto』はタンバ・トリオというバンド(?)のベベートという人のソロアルバム。1975年の作品だけど、今回のLPは2002年に発売になったもの。
売り主はフランスの業者っぽいところで、Discogsのカートに入れて購入のボタンを押すと、相手から送料の連絡がくる。レコードが19.99ユーロ+送料7ユーロ=26.99ユーロだって。PayPalで決済すると、手数料等々も含めて日本円で3,306円。おお! ディスクユニオンよりも1,000円以上安いではないか。
これに味をしめたぼくは、もう1枚バーデン・パウエルの1968年の作品『Poema on Guiter』を検索して上の方にあった中から、盤の状態が比較的良さそうでお値段がそこそこのものを注文することにした。偶然これもフランスからの出品。でも個人っぽい? 程なくしてフランス語で「歌詞の紙が不足していることに注意してください(翻訳サイト)」ってメッセージが来たけど「いいよ」って翻訳して送信。
そうしたらさー、なんか送料が26.3ユーロもかかるっていうじゃん?レコード本体は20ユーロなのに。もしかしたらお断り(=キャンセルして)って意味だったかもしれないけど、DiscogsはYahoo!オークションみたいに評価制度があるからキャンセルしたら良くない評価が付くんじゃないかと思って不本意ながらそのまま決済。送料を含んだ金額は5,670円という壮絶なものになってしまった。今なら円高でもうちょっと安くなったかも…。
送料が高かっただけあって、先に手配した『Bebeto』よりも2日早く到着。だがしかし、到着したレコードが結構ひどいやつで…コンディション表記でジャケットは「VG+(ベリーグッドプラス)」→「明らかに経年劣化・問題あり・不良+」だから仕方がないとしても、盤は「M-(ミントマイナス)」→「中古盤として美品」って割にはアレ過ぎないか? まぁまぁ古い盤だからそういうことなのかもしれないけど、なんかちょっとショックだわー。実際聴いてみるとそんなにひどいわけでもないんだけど…期待しすぎだったかな?
そんなわけでぼくのDiscogsデビューは、良かったのとガッカリの抱き合わせになってしまった。Yahoo!オークションの業者のクオリティーを期待しちゃダメってことだね。世界はもっともっと広い。レコード方面もまたちょっと神経質になっていたからここでクールダウン。ブラジルの音楽は何かしながら聴く分には本当にいいんだけど、腰を据えてじっくり聴くとあれ?って感じなんだよなぁ。まぁまぁ、焦らずに時間をかけて仲良くなっていこう。