溝の深さ。

新しいものよりも

ちょっと前に「Spotifyまとめ」の通知が来た。それによると、合計再生時間が30,783分(曲数かと思ったら時間だった)、今年いちばん聴いたのはオフコースのベスト盤とのこと。大橋純子もスティングもしつこく聴いた記憶があるけど、浜田金吾のベスト盤とRumerの新作はそんなに聴いたかなぁ?という感じ。Spotifyでは同じものを繰り返し聴くことはあんまりないから、数回でも上がってきてしまうのかもしれない。

バロック・ポップって何?
オフコースだけで76時間!

トップアーティストもオフコースで、中学生以来のオフコースブームがやってきている(笑) その次にブライアン・ウィルソン。今年亡くなったことをきっかけに一時期ひたすら聴いていた。スピッツも久しぶりにマイブームが来ているかも? レコードやCD等々で聴いたオメガトライブや飯島真理、門あさ美、尾崎亜美に関してはここには記録されていないけれども、総じてネタ切れ感が漂うまとめでありました。

高級レコード

そんなこんなで、オフコースの『ファイナル・セレクション 1975-81』を、今をさかのぼること約1か月前の発売前日にフラゲしておりました。細かい説明はタワレコから引用しておきますね。

なんか地味なジャケットだと思っていました

今年がデビュー55周年となるオフコースの新規編成ベスト。彼らが発表した数多の名曲の中から特にファンに愛され続ける究極の10曲を収めた、贅沢で濃密なアルバムです。

マスターにはオリジナルのアナログテープから新たにトランスファーした最新の96kHz/24bit 音源を採用。不要な色付けをしないフラットでナチュラルなマスタリングによって、それぞれの楽曲がテープに記録された当時のニュアンスやディテールを最大限に活かします。

生産限定盤/180g重量盤/特殊ダイカット・ジャケット/96kHz/24bitダウンロードカード(ポストカードサイズ)付

発売・販売元 提供資料(2025/08/15)

重量盤レコードに、そのマスターとして使用したハイレゾ音源(WAVファイル)のダウンロード)が付属。高音質をアナログとデジタルの両方で楽しめる一挙両得な新形態の登場です!ハイレゾ音源のダウンロードには、ユニバーサル ミュージックが新たに開発した<U-CONNECT DOWNLOAD>システムを活用。商品にはLPとともにシリアルコードの入ったカードが封入され、ユーザーは指定のWebサイトより期間の制限なくファイルを入手することができます。アナログレコード用に新規に作成された高音質デジタルマスターをそのまま聴くこともできる。そんなスペシャルな仕様の第1弾を飾るのは、2025年がデビュー55周年となるオフコースの新規編成ベスト。彼らが発表した数多の名曲の中から特にファンに愛され続ける究極の10曲を収めた、贅沢で濃密なアルバムです。マスターにはオリジナルのアナログテープから新たにトランスファーした最新の96kHz/24bit 音源を採用。不要な色付けをしないフラットでナチュラルなマスタリングによって、それぞれの楽曲がテープに記録された当時のニュアンスやディテールを最大限に活かします。 (C)RS

JMD(2025/08/13)

つまりは、オリジナルマスターからフラット・トランスファー(=マスターテープをそのままデジタル化)した(?)デジタルマスターを使って作ったレコードと、そのデジタルマスターのセット販売。お値段なんと6,600円! ぶっちゃけ、レコードよりもフラット・トランスファーの音源が目当てなのはナイショだ。年内が期限のポイントが結構あったからそこそこの金額になったけども、買い物してもらえるポイントって単なる先払いみたいなもんで、最終的に自分の財布から出たお金は1円も減っていない。

なるほど、そういうことですか

「OFF COURSE」の文字が切り抜かれていて、中にあるレコードスリーブに印刷されているメンバーの顔が見えるという、お値段だけあってとても凝ったジャケット。レコードは重量盤というのはいいんだけどさー、もう見た目に溝が浅いというのかなー、カッティングレベル(=音量)低そうでアレ。現役時代に出たベスト盤も溝が浅い。曲が長いから仕方がないのかもしれないけど。

「フラットでナチュラルなマスタリング」
ちらっと見えていたのはこれ
10曲全部小田和正

レコードの音質は…やっぱり音が小さい。加えて、曲間の無音部分でゴロゴロ系の周回ノイズが気になる。こういうレコードたまにあるけど、ぼくのレコードクリーニングが原因なんだろうか?(新品レコードでも最初に洗うよね?) で、音が小さいからボリュームを上げる→ゴロゴロ音も大きくなるってことで、バッキングが静かになって小田和正の声がメインになるようなところで気になるんだよなー。「フラットでナチュラルなマスタリング」だという音質は思った以上にアッサリ系。カートリッジをオーディオテクニカのVM700にしているせいもあるかも。んー、レコードならもうちょっと押し出し感みたいなものが欲しいかなぁ。

オフコースは5人組

期間の制限なく

デジタルマスター音源は2週間後くらいにようやくダウンロードした。中に入っているポストカードの裏面にシリアルコードとダウンロード先の諸々に沿って、迷うことなく1.4GBのzipファイルをダウンロード。展開してみたところ、説明通りWAVファイルだった。WAVはタグを入れられないから、MusicBeeでFLACにしてから曲名等々をダウンロードサイトからコピーして設定。NODEのデータベースを更新したら準備完了。

ハイレゾ代が1,020円くらい?
80年代の空気感
裏にシリアルコード(消してあります)
シリアルコード入力画面
何回でも認証~ダウンロードできるみたい
「WAV」を「ワブ」ってゆっちゃうやつは、
NODEはジャケットの画質がアレ

デジタル音源でもレコードと同じアッサリ・スッキリした印象で、特に低域が強いということもなくほぼ同じバランス。中森明菜飯島真理のフラット・トランスファーCDの時ほどの感動はないかなー。それにしても、フラット・トランスファーだということを差し引いても音が小さい気がする。ということはレコードはレコードでよくできているということかも? ゴロゴロ音が無いからボリュームを上げればいいという時点でデジタルの圧勝。だがしかし、オフコースの名曲はこれ以外にもたくさんあるわけで、どうしても「あの曲がないなぁ」とか『さよなら』と『眠れぬ夜』はもういらぁーないー♪(ウーウーウーウー)ってなってしまうし、ほかの曲もフラット・トランスファーで聴きたくなってしまうし。

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