さようなら、ATOK。

OS X Lionに向けて、iMacで使っているアプリケーションをできる限りApple純正に戻し中。とは言っても、Gmailのバックアップに使ってるThunderbirdをMail.appにしたり、日本語入力アプリケーションをことえりにしたりする程度。

Google日本語入力が正式版になったところで、ATOKはすでに使わなくなってたんだけど、ことえりに切り替えるに当たってキーバインドもことえり標準にして、ATOKとは完全にお別れする。

Atok_2010_kaku

ATOKはジャストシステムの日本語入力アプリケーション。性能的にはもう完成の域で、最近はもっぱらおまけ機能のバージョンアップでごまかしている印象。高機能というよりは肥大化。学習するほどバカになるから、辞書をメンテナンスしようと思っても、メンテナンスツールが昔のまま。煩雑な設定画面も改善される気配がない。標準的な表記にこだわるならまだアドバンテージはあるかもしれない。が、サポートが2年間とのことで、対費用効果の面でやっぱり微妙。

Google_ime_kaku

Googleから衝撃的に登場したのがGoogle日本語入力。シンプル・イズ・ベスト。芸能人の名前やネットスラングにも強くてなんと無料。使用感はそんなに悪くはないけど、同音異義語の辞書引きができなかったり、正しくない表記が候補に現れたりするのがストレス。ATOKもそうだけど、Windows側のアプリケーションという感じがする。でも最悪ここに戻ってこようかと考えている。

Kotoeri_kaku

ことえりはMacに標準で搭載されている日本語入力アプリケーション。WindowsでいうところのMS-IMEに相当する。変換効率はそんなに良くないけど、ネットで公開されている辞書をプラスすることと、連文節変換の学習でカバーできる(らしい)。そこで早速山葵辞書NADのカタカナ語辞書を購入して追加。これだけで変換そのものはほぼ問題ない使い勝手になった。でも、この「山葵辞書」がくせ者で、登録するのに一手間かかるのはいいとしても、定期的に更新されている差分の辞書を適用するのに、うまくいかない場合はフォルダ(=学習辞書がある)を捨てろという説明はいかがなものか。流出防止のためなのかもしれないけど、こんな状況で使い続けることは精神衛生上よろしくない。せっかく買ったのになぁ。

Kawasemi_kaku

最後の望みは物書堂からリリースされているかわせみ。その昔にあったらしいegbridgeという日本語入力アプリケーションの後継。そこそこの(でも十分な)機能と強力なカスタマイズ性を備えていて、お値段もそこそこ。そのままでも変換効率は十分にいいし、何よりも動きが軽快。MobileMeでユーザー辞書や設定を同期できるから、iCloudにも対応するに違いない。強いて問題点をあげるなら32bitのアプリケーションだということ。そんなわけで、標準のアプリに戻すという目的から外れて、かわせみをお試し中。

Apple_wireless_keyboad
(画像はすべてクリックで拡大)
以上を踏まえて(?)、iMacのキーボードをBluetoothのワイヤレスにチェンジ。テンキーのせいでトラックパッドが遠かったのと、MacBookとのキー配列が違ってたのが解消された。最近はiPhoneやiPadからの入力が半分以上だし、会社ではWindows+Google日本語入力だから、こだわる意味があるのかどうか、僕にもよくわからないんだけどねー(;^ω^)

  1. せっかく購入なされたのに「申し訳ございません」。
    自動学習辞書を捨てるかどうかは任意です。
    自動学主辞書を捨てなくても、差分アップデータをご利用いただけます。

  2. 行伝さん、ありがとうございます。
    学習辞書の件については理解しています。また、山葵辞書自体が「わかっている人向け」だと言う事も理解しているつもりで購入したので大丈夫です。うまくいかなかったのでイライラしてしまって…(;^ω^)
    動作確認のためのお試し版や、不具合に対しての対処方法も公開されてますし、実際に山葵辞書の実力を目の当たりにしたので、もうちょっと気持ちが落ち着いたら、自分なりの対処方法や運用方法を考えてみますね。
    僕自身、まだことえりを十分に試したとは言えないし、せっかく買ったので(笑)有効に活用したいと思います。
    今後もよろしくお願いします。

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