ジェフ・ベックの『BLOW BY BLOW』の翌年、1973年の作品『Stuff!!』。これも持ってるつもりで持ってなかった1枚。フュージョンとかクロスオーバーと呼ばれるジャンルの代表作で、ジェフ・ベックよりもソウル寄りだけど、ゴリゴリというほどでもなく、全体的には楽園サウンドかな。Earth, Wind & Fire方面が好きな人なら抵抗なく入れると思う。
そうそうたるメンバーは、元々セッション・ミュージシャンだった人たちで、バンド名はアルバムと同じStuff。ガラクタという意味だとか。ドラムとギターがふたりずついるってのも面白いけど、僕のお目当ては、リチャード・ティーの弾くフェンダー・ローズ(エレピ)。2曲目の『My Sweetness』はもちろん、繊細でちょっと切ない音色がなんとも心地よい。メロウでファンキー、そしてアーバン(笑) 絶賛ヘビーローテーション中。