ミャンマー旅行3日目〜ご利益が。

シリアルとミルクをちょっとだけ ここの手荷物検査機がX-RAYってでかく書いてあって不安だった
2日目の夜から3日目の朝にかけて、お腹の調子が最悪のピークを迎えていた。トイレとの別れを惜しみつつ、一式荷物を引きずってホテルのレストランで朝食。旅行かばんを運んでくれる人にチップをあげるのはいいんだけど、この人達はホテルの従業員じゃないような気がするなぁ。勝手に入ってきてやってるのか、ホテルと提携しているのかイマイチよくわからない。6時20分にガイドさんが迎えに来て、昨日の朝到着したニャンウー空港から、今度はマンダレーに向かって飛び立つのであります。

ハイウェイを走るマークII 料金所
マンダレーで待っていてくれた専用車はトヨタのマークII。ヤンゴンとバガンではクラウンだった。走っているクルマは大抵90年代の終わりから2000年代の初期のもので、日本の中古車を持ってきているから右側通行なのに右ハンドルで、カーナビとかも使えないけれどそのまま。「ETCカードが入っていません」とか、ミャンマーで聞くことになるとは…。ここでは交差点で直進する場合にハザードを点けていて、それはちょっとどうなのかと(笑) ミャンマーのハイウェイのインターチェンジはロータリー方式で速度は80km/hくらいだった。マンダレーは信号機もあるけど渋滞もすごい。

僧院の朝 托鉢用(?)厨房
最初に訪れたのは僧院。お坊さんが住んでいるところなのかな。ここは観光客向けなのか、いろんな国から観光客が多数。これから托鉢があるとかで、食事を用意している厨房らしきところにおじゃま。これが全く予想していなかった方向の凄さで、見た目もそうだけど匂いを伝えられないのが残念なのでありますよ。

これだけの僧侶がどこにいたんだろう? まだまだ続く行列
これから1200人のお坊さんが行列を作って食べ物をもらう。みんなのお目当てはここらしく、お坊さんよりも観光客の方が多いくらい。どういう順番なのかわからないけど、結構若いし、子供や女の子(尼さん)もいたりする。日本だと天下りの団体が僧侶の資格試験とかやってそうだけど、ミャンマーはそういうのは一切なし。お坊さんでいるためには戒律を守ること。その代わりお坊さんになるのもやめるの自由とのこと。

屋根付きのところはお店に占拠されている ここで折り返して戻る
ウーペイン橋はチークでできた全長1.2kmの橋。湖の対岸のお寺に行くために王様が作ったという話。湖面には魚を捕る船や観光客向けの遊覧船が多数。柱の部分のチークは時間が経って石みたいになってるけど、足もとはそこそこ新しい感じ。スカスカでデコボコだからちゃんと見ないと歩けないし、乾季で水面が下がってるせいで高さを感じて怖い。そしてお腹の調子がそろそろ限界。

道路を挟んだ反対側にお店 二人がかり
織物工場とお店を偵察。一段というのか一目というのか、横糸をとにかく複雑に通して織っていて、これは時間がかかるし相当高価なものなんだろうなぁというのが伝わってくる。ほぼ曲線で構成される女性用の柄のものは女性が、直線的な男性の柄は男性が織っているような説明だったけど、どうなんだろうなぁ。細かい作業はどこでも女性がやっているような気がする。

女性は働き者? ノリノリの店主さん!
お隣の刺繍のお店にもおじゃま。ここでもやはり女性が作業をしているのであった。キラキラのビーズみたいなものを使ったりしてなかなかのもの。刺繍は店の半分だけで、残りは仏像とかの骨董品ばかり。ノリノリの店主が案内してくれたのは、更に隣の怪しげな建物。中には今でも存在している少数民族から年に1回買い付けているという怪しげなものがどっさり。個人的にはこの建物が一番おもしろかったけど、結局何も買わなかった。申し訳なかったなー。

仏像がボコボコなのがわかるかなー? 柱の装飾
次はマハムニ・パヤー。マンダレーに来て初めて裸足になった。ここには例によって大きな仏像があって、金箔を買って貼ることができる。みんなが貼るもんだから、金箔でボコボコになっていてなんだかアレ。ちなみに女性は仏像に近づけないから、遠くからお祈りする。ここでもありがたいモニターシステムが活躍しているのであった。

これはなんだったっけな(笑) 写真を撮るのは別料金
境内にはその昔にアンコールワットから持ってきたという青銅製の像が置かれているところがあって、自分の具合の悪いところを触ると調子が良くなるというから、お腹を擦ってみたらあら不思議…いや、もうちょっと時間がかかります。

青い空に白い壁 焼き鳥は日本のものとほぼ同じらしい
ここでお昼。今日はタイ料理のレストラン。すごくきれいなお店で、もちろん料理もおいしかったんだけど、ぼくはまだお腹がダメでここでもほとんど食べられなかった。その代わり(?)トイレを満喫(笑) この後ホテルにチェックインして15時まで休憩。ここでマハムニ・パヤーの像とレストランのトイレのご利益で、お腹は回復。徐々に食欲も戻ってきた。

国会議事堂的な部屋 誰もいない瞬間を狙う!
お昼の時に道沿いに見えた王宮へGO! 今はもうミャンマーには王様はいないし、王宮も戦争で燃えてしまって、今あるのは比較的最近になって復元されたもの。結婚式当日に姉と入れ替わった王妃の話などなど、昔も権力の中心は実は女性だったのかも? 大きな正方形の敷地には軍の施設がたくさんあるから、入り口の門には軍隊が常駐していてなんだか物々しい。

右のには登らなかった 入り口の門のシルエット
入ってすぐに王様が年間の行事で4回座るところがあって、その奥に行事に使う建物や生活する場所があって、さらにその奥には3人の王妃の建物、その奥に側室の建物が沢山。復元されたものとは言っても、大きな建物の柱はものすごく太いチーク材で、これが何本も高い高い天井まで伸びていたりする。

ギザギザ加減がすごい 近づくともっとすごい
シュエナンドー僧院へ。この建物は元々王宮にあったもので、何代目かの王様がここに移築したもの。ということは、さっき見た王宮の建物は実際にはこんな感じだったのではないかと思うわけで。一目見て違いがわかるくらい彫刻がすごい。これが戦争で燃えちゃったなんてもったいないねぇ。ただ、ここも風化というのか痛みが激しい。なんとかならないんだろうか。

ズームできない! 手すりのベルトが遅い
日が傾いてきたところでマンダレーヒルに向かう。王宮に行く橋の上から見えたあそこ。入り口で裸足になって長い長いエスカレーターでひたすら上へ。裸足でエスカレーターに乗るってのがこんなに怖いものだとは、ミャンマーに来なければ知らないまま死んでいくところだった。

ミャンマー民族と日本人? 夕陽はここまでだった
展望台ではミャンマーの各地の民族や各国からの観光客でいっぱい。お坊さんがスマートフォンで写真を撮っていたりするのが違和感(笑) 記念撮影も気軽にお願いしていいっぽい。僧侶の位置づけがイマイチつかめないんだよなぁ。昨日のシュエサンドー・パヤーでのリベンジを果たすべく、夕日が見えるところに陣取って待っていたのに、雲に阻まれて日が沈むところまでは見えず。

みんなテキパキ働く たまごスープも大量
今日は夕飯なしの予定だけど、ガイドさんも同じホテルに泊まるとのことで、夕飯をご一緒してもらう作戦。ホテルの近くの中華料理屋は、2方向の壁がオープンで犬や猫が店内を歩いている感じのところ。ぼくはまだ完全に食欲が戻っていないから、たまごスープで。これが何を頼んでも大皿で出てくる。ここだけじゃなくていわゆるミャンマーで普通の食堂は、ご飯とスープは標準セット的な扱いなんだね。3人で分けて食べたけど食べきれず。日本人の感覚からすると味付けが濃いけど、大変おいしゅうございました。危険な道路をなんとか渡ってホテルに戻る。4日目に続く。

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