何日か前の8月25日に、フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(VGJ)から新型ポロの発表があった。新型と言ってもフルチェンジではなく、最近の輸入車にありがちなフェイスリフト的なもの。だがしかし、外観はフロントとリアのバンパーやライト周りのお化粧直し程度で、全体的なイメージは変わらなかった。強いてあげるなら、フロントタイヤ前のアンダーグリルのラインが、ヘッドライトから降りてくる線と繋がらなくなった。前から見るとハの字に開いていて、GTIと同じ猛々しい雰囲気に。あ、GTIは本国でも(とりあえず)なくなったみたいだね。
内装というかメーター類は、今までのコストダウンが見えまくる感じから若干のお色直し。水温計が復活。それ以上に外気温と平均燃費が同時に表示できるようになったのがうらやましい。ブルーモーション化で存在理由が無くなってしまったハイラインは廃止されて、コンフォートラインとそれに豪華装備をプラスしたアップグレードパッケージという風にラインナップも整理された。目玉の(?)ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は、高速走行時よりも渋滞時に威力を発揮しそう(笑) その他、大きな所はエンジンがDOHC化されて、15馬力と1.5kg・mの出力ダウン！ その代わり最大トルクの発生回転数が1400rpmからになっていて、カタログ燃費はぼくのポロから1割アップの22.2km/リットル。エアコン使った時の燃費の落ち込みが軽減されてるならうらやましいな。
フォルクスワーゲン、プリクラッシュブレーキやACCを採用した新型「ポロ」 / 新設計パワートレーンで22.2km/Lの燃費を実現 – Car Watch
[youtube http://youtu.be/P8aaHqkpdKE]
そして最大の問題がVGJお得意のマーケティング戦略。ポロにはどんな色付けをしてくれちゃうのか戦々恐々としていたらなんと、「30代女性がメインターゲット」だって。いや、今までもポロは女性向けで売ってきてたような気がするし、実際女性ユーザー多かったみたいだし、現行のポロで男性ユーザーと半々になったとかって聞いてたけどそうですかー、30代女性ですかー。Twitter界隈では「女性向けって言われたから乗りにくくなった。」という女性の声を数名から聞いたけどー。で、テレビCMは榮倉奈々を起用…榮倉奈々をよく知らないからなんとも言えないんだけど、個人的には今までの外国人の女性モデルみたいなのを使ってたのとあんまりかわらないかなぁ、というところ。up!とゴルフに挟まれて、イマイチ地味な存在だったポロも、これでもうちょっとがんばれそう。
＜おまけ＞
VW、2015年から新クリーンディーゼル搭載車を国内投入へ…庄司社長「ゴルフより大きいモデルに」 – ニュース【新車情報】 – carview! – 自動車
ついにフォルクスワーゲンのディーゼルがやってくる！ 2015年から「ゴルフより大きいモデル」だって。そうだよねぇ、今やディーゼルはハイブリッドと並ぶプレミアムだから、小型車にはお値段とそれから重さの面で厳しいかも。
