円安を理由に始まったアナログ導入計画のいちばんのお楽しみであるところのレコードプレーヤー選び。ぼくはレコードに関しては、中学の時に買ってもらったパイオニアのミニコンポにセットだったのと、愛知時代にパートの方からいただいたのとあわせて2台のプレーヤーしか経験がなくて、知識はほぼゼロ。インターネッツで検索してヒットしたページを読もうにも、まず専門用語の意味がわからないという状況からスタート。
1週間ほどお勉強した結果、クォーツのダイレクトドライブでアームはできればストレート、メーカーはデンオン(現デノン)かパイオニアの、アナログ全盛期のそこそこ級のが良さそうだという結論に達して、ヤフーオークションで検索してみると何点かサクッと見つかった。3万円くらいで落札できるといいなぁなんて思っていたけれど、1週間勉強している間に、巷ではなにやらボーナスというものが支給されたようで相場は高騰! 目星をつけていたプレーヤーはどれも軒並み5万円級になってしまってあえなく退散。やっぱり中古ショップなんかでメンテ済みとかになると結構行くなぁ。30年も前のプレーヤーにそんなに出せないわー。
じゃあ、今普通に新品で買えるプレーヤーは…デノンのDP-500M辺り? でもなー、これYouTubeの動画で見るとアームの周辺が結構安っぽくて不安。お!ONKYOから来年新製品が出る…期待したんだけど、これってアームも含めてDP-500Mだよね(笑) その他、海外メーカーのはこのご時世にベルトドライブだから却下。そうなると、DJ御用達で有名なパナソニックのSL-1200シリーズと瓜二つのパイオニアPLX-1000かー。実はSL-1200シリーズを作っていたのは、ベルトドライブで有名なC.E.C傘下のコスモテクノだっていう話は本当なのかなぁ? コスモテクノもパナソニックもレコードプレーヤーの製造販売はやめてしまっているけれど、PLX-1000はこことつながっているような気がする。
というわけで、消去法的にPLX-1000に決めたんだけど、主にお値段的なところで本当にこれが正解だったのかわからないモヤモヤしたものがあるのも確か。かと言って、古いプレーヤーをそこそこのお値段で手に入れたとして、音がちゃんとしてるのかどうかを判断できる経験というか耳がぼくには無いわけで、これはこれで納得するしかないかな。ここまでで大幅に予算をオーバーしているのに、PLX-1000はカートリッジ(=レコード針の部分)が別売りでまだ音が出ないのであります。そしてまたこのカートリッジがさー。