目玉・靴・わたし


レコードで古い音源ばかり聴いてると、なにか新しいやつを仕入れたくなるのが人情ってもんですよ。新しいっていうのは、音楽として最近のものということと、録音(音質)という部分で今時のものっていう2種類の意味なんですけども。そんな折、YouTubeを徘徊していたら『ニューポニーテール』っていう曲に遭遇しまして、ポップだけどもどこか影のある感じに惹かれてCDを購入せしめた次第。

ステキなジャケット
アルバム名はそのものズバリ『柴田聡子』でありまして、失礼ながらこの人は全然知らなかったんだけども、2010年あたりから活動していて、今年9月発売の今作が3rdアルバムなのだそうです。「子」が付く名前に安心感がありますね。でね、「つじあやの」的なもんだろうというレッテルを貼ってCDを聴き始めたら、これが全然違いましてね。なんだろうな…歌詞がさー、難しい言葉は使ってないのに難解というのか、単なる言葉遊びなのかそれとも何かを比喩しているのか、童謡の『かごめかごめ』って怖いみたいな、そんな後味。曲のタイトルと中身の関連もよくわかんない。構成もAメロ→Bメロ→サビ→ブリッジ→転調みたいな定番的な流れはなくて、淡々と進んでいくようなものが中心。


『ぼくめつ』は、バックに「オリンピックなんてなくなったらいいのに」って囁きが入っていて、この曲だけが例外的にわかりやすいような気がするけど、気のせいかも。などと考えているうちに一通り聴き終わって、すぐにもう1回って何回もリピートしちゃってる不思議なCD。トレイの開閉に難があるプレーヤーをなんとかしたい。

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