吉と出るか凶と出るか。


まだちょっと先の”必要”なんですけど、”必要”に迫られて超広角ズームレンズを追加いたしました。その名も「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.」。ライカ銘を冠したパナソニック製のレンズ。今年の5月に発売になったばかり。8-18mm / F2.8-4.0だから、35mmフィルム換算で16-36mm / F2.8-4.0に相当する。


オリンパスの超広角ズームレンズ、「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」を買えば、今持っている「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」と合わせて、12mmから150mm(24mmから300mm相当)までF2.8通しという、いわゆる「大三元」を完成させることができたし、そうするつもりだった。


じゃあなんでLEICA DG 8-18mmにしたのかというと、ぼくにとっては広角側の2mm相当の広さよりも、ズーム側の36mm相当の方が重要度が高いから。36mmっていうと「写ルンです」くらいの、いわゆる普通の感じの範囲までカバーできる。現状で「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」があるから、いざとなれば広角側は魚眼補正で6mm(12mm相当)の写真は撮れるわけだし。


それ以外のメリットとしては、M.ZD 7-14mm PROの534gに対して、LEICA DG 8-18mmは315gと200g以上軽いのと、フィルターを使うことができるところ。ぼくは保護フィルターは付けないからここの重要度は低いけど、使えないよりは使えたほうがいいし。サイズはフードまで含めるとM.ZD 7-14mmの方が若干小さいかも。でもLEICA DG 8-18mmはフードを外して逆さまに付けられるから持ち運びはコンパクトにできる。


残る問題は、オリンパスのボディーでパナソニックのレンズを使う時のアレ。一旦リセットする前に持っていた「LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.」は、屋外で絞りがカチャカチャ動き続けてうるさかったのと、その絞りの動作が遅くてレリーズタイムラグが発生してたのが、LEICA DG 8-18mmとE-M5 MarkIIの組み合わせでも起こるんじゃないかということ。ここは2週間位かけて調べたけれど、決定的な情報は得られなかった。最終的に海外のレビューで「(E-M10 MarkIIとの組み合わせで)AFも含めて非常に快適だ」というのを発見して信じてみることにした。


結果的には全てにおいて問題なし。AFもオリンパスのPROレンズに比べて特に遅いとか速いという感じは無いし、絞りの動作音は聞こえない。屋外で絞り込んでも気になるようなレリーズタイムラグは発生しない。オリンパス機では動作しない絞りリングも無くて、E-M5 MarkIIとの相性はバッチリで一安心。


写りはオリンパスのレンズよりも柔らかめのような気がしつつもクッキリとシャープ。ズーム側でF4.0になってしまうのが残念だけど、ここは逆に広角側でF2.8なのがありがたいっていうことなのかもしれない。


久しぶりにパナソニックのレンズを買って感心したのがしっかりしたレンズキャップ。LUMIX G 20mmのレンズキャップはホントにひどいものだった(笑) オリンパスのPROシリーズのレンズキャップは引っかかりが浅くて不安なんだよねー。全体の仕上げも高級感があって非常にいい。この辺もライカの基準なのかな? 外装は金属ではなさそうな感じ。持った時にちょっとひんやりするこれはなんなんだろう?

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