12月31日。ホテルのロビーにはクリスマスソングが流れていて大晦日の雰囲気は全くなし。ホテルの朝食はお約束のビュッフェスタイル。パンとヨーグルトをかけたフルーツ。そしてサラダなど。
フォーが有名だってことで後からいただいてまいりました。日本で食べるインスタントのヤツはあんまり好きじゃないけど、これは大変おいしゅうございました。中華麺に豚肉という組み合わせも選べるようになっていて、この後毎日食べた(笑)
いよいよ観光初日。いちばん最初に向かったのはチケットセンター。ここで顔写真入りのアンコール遺跡観光用のチケットを発行してもらう。バスは韓国のヒュンダイ製が多め。左ハンドルで安いのが魅力だとか。ぼく達のバスもヒュンダイ。
遺跡に向かう道路の途中で完成したチケットを受け取る。チケットのチェックはかなり厳しくて、翌日もここで停められて係の人がバスの中まで入ってきて確認した。
そのチケットがこれ。顔写真は縦横比が微妙にアレで、横に広がった顔が印刷されている。写真をお見せできないのが残念(笑) 3日間のチケットで62ドル。3ヶ所穴が開いてるのは、31日・1日・2日が有効ということ。裏面を見るとわかる。首から下げるストラップ付き。
一発目は「アンコール・トム」。アンコール・トムは大きな都って意味で、街を取り囲む城壁にある南大門からおじゃま。上部は東西南北の4面に観世音菩薩の顔が付いてるアレ。驚いたのはこの狭いところをバスも人も通っていること。
しばらく歩いていくと「バイヨン寺院」が出現。54も塔があってその全てが南大門にあったのと同じ観世音菩薩の四面像というやつ。それにしてもすごい人だー。
回廊の壁画には、当時の生活の様子やチャンパー軍との戦いの様子が描かれている。クメール軍は地上戦は強かったけど、水上戦はあんまり得意ではなかったとか。耳たぶの長いのがクメール人だって。
奥へと進んでいく。全部四面仏だ。
こんなところも通りつつ。
そしてかなり急な階段を登って「バイヨンの微笑み」とご対面。これってアンコール・トムなんだね。これがアンコール・ワットだと思って今まで生きてきてしまった。ガイドさんの説明から「京唄子」の名前が…これには一同納得(笑) 写真撮影もそこそこに、ものすごい人混みをかき分けながら急な階段を降りる。
次にやってきたのは「バプーオン」。ヒンドゥー教の寺院として建てられた後、仏教寺院に改修されたとのこと。それにしてもカンボジアの水面は常に静かだねー。
ヒンドゥー教は高ければ高いほど神聖な場所ということらしく、ピラミッドみたいな高さのある建物が多い。
というわけで、ここもやっぱり登るわけです。古代遺跡系は足腰が丈夫な内に行ったほうがいいね。上からの眺めはこんな感じ。中央右上に見えるのがさっきの池。ここには祭壇みたいなものがあって、線香をあげてる人も。
またまた急な階段を降りて建物の裏側に周ってくると、そこには巨大な涅槃仏が! 仏教寺院に改築された時に作られたんだって。涅槃だってわかった瞬間思わず「おー!」って言ってしまうスケール。
建物の裏側を涅槃にするとかさー。
この後は「像のテラス」等々を見つつお昼、そして「アンコール・ワット」。その辺はまた次回で。