袋小路。

高さ14cmでラックにギリギリ

もう2月も下旬にさしかかろうというところで、今年最初の買い物の話なんですけど、おそらくは20年ぶりくらいでDATデッキを導入いたしました。今までもたまにオークションを眺めたりしてたんだけど、結構高いなぁと思ったりして。今回もそんな感じでインターネッツを徘徊していたら、パイオニアのD-05の程度のいいやつに遭遇。しかも(実績のある人の)整備済み。相場より若干高いかもしれないけど、下手な中古品でDATのテープをダメにしたくないし、と言うことで即決。

20年前のテープも問題なし

DATというのはデジタル・オーディオ・テープの略で、デジタル録音できるカセットテープの規格。CD-RやMDの登場で消えてしまった。構造的にはビデオテープ(VHSとか)をそのまま小さくしたようなもので、回転ヘッドでテープに対して斜めに記録していく。ぼくが初めて買ったDATデッキはソニーのDTC-59ESだったかな? ソニーのDATデッキはかっこよかったけど、メカがとにかく華奢で何回か修理に出した。そんなときにパイオニアからD-07が出て飛びついた。今は亡き城南電機に注文して半年くらい待ったかなぁ。

使えればOK

D-07のメカは安定していて高速。それとHSモードというテープを倍速でまわして96kHzで録音するモードがあって、それで録ったテープも残っていたから今回もパイオニアのデッキにしたという流れ。で、今回のこのD-05はマニュアルのコピーは付いていたものの、リモコンがなくてどうにもこうにも不便だから、ハードオフのジャンクリモコンコーナーを漁ってD-07のリモコンを540円でゲットしてきた。これで完璧。

光のデジタル出力が無いのがアレ

さすがにもうDATで録音する事は無いから、デジタル出力とアナログ出力のみの配線。HSモードで録ったものはデジタル出力できないと思ってたら、裏技で出力できることがわかった。ぼくの使っているATOLLのDAC100SEというDACは、HSモードの16bit/96kHzも再生できる。ということは、デジタルケーブル1本でOKか。それでも一応D-05の内蔵DACの音を聴いてみたら、今時の感覚ではちょっとメリハリに欠けるかなぁという感じ。

一旦は捨てた音楽たち

そんなこんなで、ここしばらくは死蔵していたDATを再生しながら遠い目になっているところ。この先も、この100本ちょっとから外に出ることが無い袋小路の世界。東京で学生寮にいたころに、みんなからCDシングルを借りて録ったやつはとにかく曲順が懐かしい。ビリー・ジョエルやエルトン・ジョンはいつの間にか聴かなくなってたなー。愛知時代にパートの方からいただいたレコードプレーヤーから録ったテープは、予想以上に音が良くて驚いた。

これ以外のものはCDで買い直せる

そしていちばん聴きたかったのがこれ。お友達が買ってきた「車できく、本当にあった怪奇ストーリー」というアナログのカセットテープを録音したDAT。カセットテープの「サーッ」っていうノイズも新鮮なまま! これをなんとかPCに取り込めないか検討したんだけども、いわゆるビットパーフェクトでやろうと思うと、サーバー用のデータバックアップドライブを使うしかないっぽい。そうなるとコストとPCの規格の問題がアレで、だったらDACからのアナログ出力をPCに入れた方が手っ取り早くて音もいいかも? なんとかYouTubeにアップしたいんだよなー。乞うご期待。


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