1月2日のまだ午前中。次に訪れたのが「ベンメリア」。バスの駐車場の横のここは堀の跡。今でもちょっとだけ水があるから、もしかすると雨期にはかなり水がたまるのかもしれない。
入り口にはカンボジアのこういった遺跡ではおなじみのナーガ(コブラ)。ここはコブラ多めだわー。
その中でもこれがいちばんきれいに残ってたナーガで、写真の順番待ちでごった返しポイント。個人的にはコブラというよりも狛犬に見える。実際、狛犬的な感じで入り口にいるし(笑)
アンコール・ワットと同じ石が使われている。ここは『天空の城ラピュタ』のモチーフになっている場所のひとつなのではないかという話。
なんだろう、崩れているけどきれいに整備されているというか、なんとも不思議な景色。さすがにこれを復元するのは不可能だろうなぁ。
扉っぽい感じのところの上にはやはりレリーフが。ラーマーヤナの話の一遍が描かれている。ラーマーヤナはラーマ王子が誘拐されたシータ姫を助けに行くお話。なるほど、ラピュタじゃねーの。
こういうところで一日中ボーッとしていたいわー。
実はこんな状況で遺跡の中を歩いている。この足場ができる前は観光客はあんまりいなかったらしい。ガイドさんが子供のころは自由に出入りできたとか。
この飾り窓みたいなのも全部石でできてる。接着剤みたいなものは使ってなくて、単純に載せてあるだけ。カンボジアは地震がないんだって。
崩れ放題。
ここはタ・プロムよりも直線的なやつが多めに絡みついている。
あー、なんとなく構造というか位置関係がわかってきた。
これもまたあり得ない方向に伸びているけども、どうしてそっちを目指すことになったのか問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
真っ暗な通路。かなりホコリっぽい。懐中電灯必須。
トンネルを抜けるとそこは…中心部? 反対側?
棺だっていうんだけど、なんでこんなところにこんな風に放置されているんだろうか? ここは寺院だったはず。
どこもかしこも崩れちゃってるけど、崩れて積もった石のボリュームだとか、残っている部分のサイズから考えると、ベンメリアは相当大きなお寺だったんじゃないだろうか?
ここを見てやっぱラピュタだなぁって思いました。バルス!の後の、空に昇っていくシーンのアレっぽい。実は全然関係なかったりして(笑)
ベンメリアを脱出。バスまで戻ってきた。これからお昼を食べて、最後の目的地へ。
カンボジアの道ばたで見かけるペットボトルに入った黄色い液体はガソリン。ミャンマーでも同じような景色を見たぞ。