考え方が逆。

石のアンプの季節

室温が上がってきたから真空管のアンプはしばらくお休み。ATOLLのIN100seにチェンジしてレコードを聴いていたところ、VM750SHでは低域が薄く感じられてDL-103に付け替える→内周での歪みが気になる→VM750SHに戻す→あれ?DL-103のほうが自然じゃね? ということで、ここのところはやっぱDL-103だよなーという話に落ち着いていた。

真ん中がフォノイコライザー

違う、そうじゃない

そんなことを考えながら、もう1回カートリッジのいろいろをインターネッツで調べていたところ、ぼくが思っていた設定が大きな間違いだったことを知る。MMカートリッジは負荷容量というものを考えなくてはいけなくて、VM750SHは負荷容量が100~200pFだということが取り扱い説明書に書かれている。ここにカートリッジ以降のレコードプレーヤーのアームの中の配線等々の分も加えなくてはいけない。このあたりはだいたい100pFと見積もることになっているとか。以上の合計が200~300pFだから、E-250(フォノイコライザー)の背面のスイッチで負荷容量を220pFに設定していた。繰り返すけど、これは間違い。

47kΩ / 0pF

(電子回路的に)正しい考え方と設定は以下の通り。VM750SHの負荷容量が100~200pFというのは、「カートリッジを含む回路の負荷容量は100~200pFを推奨する」という意味だった。ということは、カートリッジやアーム内の配線等々を100pFちょっととすると、フォノイコライザーの設定は0pFでOK。つまり、E-250の背面スイッチは「E-250自体の負荷容量を設定するもの」だったということ。この辺り、ぼくのように勘違いしてる人が結構いるんじゃないかと思う。

自然なバランスに

フォノイコライザアンプの入力インピーダンスとカートリッジのいけない関係 - オーディオデザインのコラム
アナログレコードの用のMM,MCカートリッジについて、フォノイコライザアンプの入力インピーダンスはどうあるべきかという点について技術的な記載はあまり見当たらないので考えてみました。 一言で言うと MMカートリッジの場合、 … 続きを読む →

オーディオデザイン社のブログによると、負荷容量(入力容量)が大きくなると高域にピークができるとのこと。今まではトータルで320pF以上の負荷容量を設定してたわけで、VM750SHは高域が華やかだと思っていたのはこのせいだったのか! 正しい設定で聴き直してみたら、グッと落ち着いた音になった。静けさが増して、女性ボーカルのキンキンしたところが収まった。そして、なぜか低域が充実して初期のオフコースがカサカサになってしまう問題も解決。
針の位置が見えにくいのがアレ

低音のボリューム自体はDL-103のほうがあるけど、VM750SHはその音色というのか、音の質感がよりハッキリする。低音に関してはMCカートリッジじゃないとダメなのかなーと思ってたからこれは嬉しい変化というか、スイッチひとつでここまで変わってしまうとは、レコードって怖い(笑)

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