夏休みが終わる日。

夏休み最終日の16日(水)に半月ぶりで東京におじゃましてまいりました。今回のメインは日本銀行本店の見学。これが事前予約制で平日のみしかやってないということで、こういう日程になった。だがしかし、その辺りのエントリーは次回以降になるのでよろしくお願いします。

お気に入りを繰り返すタイプ

東京は遠い
初めてお店でフォーを食べた

前回と同じく始発のあずさに乗って新宿に到着したら、これもまた前回と全く同じように「モモタイ」というタイ料理の店に行って朝食ともブランチとも言えない食事を摂取する。朝におすすめの「朝フォー」をオーダー。ボリュームはしっかりありつつも、優しい一品(ひとしな)でございます。

山手線を半周

シャッター速度がアレ
ピント位置がアレ

お腹を満たしたら、またまたまた前回と同じく上野方面に移動開始。ひとつ前の鶯谷駅で降りて東京国立博物館へ向かう。ここで“特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」”を見る作戦。高校時代にNECのPC-8801でやっていた『太陽の神殿 アステカII』というゲームが、タイトル通りマヤ文明をモチーフに作られていて、翡翠のマスクなんかも出てきたりして、30年越しで実物を見られるのかと思うと感無量であります。

暑いし混んでるし

とにかく蒸し暑い
帰る時はもっと混んでいた

入り口から結構混んでいて、あらかじめ入手しておいた電子チケットでスムーズに入れたものの、中も非常に混み合っているという説明が聞こえてくる。敷地内を会場の平成館まで歩くんだけど、これがもう暑くて手前の木陰+ベンチで一休み。

ミュージアムショップはかなりいいお値段
1億総カメラマン

平成館に無事到着すると今度は荷物検査が待っていた。空港にあるようなX線検査装置に荷物を通して、自分もゲートを潜る。ペットボトルはカバンの中にしまうように言われてビニール袋をもらう。階段を登ったらいよいよ古代メキシコに潜入…いやー、すごい人で全然見えないし全然進まない。別料金で貸し出しする音声ガイドのヘッドホンをつけた人や、写真を撮りたい人が立ち止まっていて前途多難。それでもなんとか隙をついて覗くことはできたものの、実物を見るのと説明を読むのが精一杯でそれが4章立ての展示のどこに相当するのかは意識することができなかった。

以下はお時間のある方向け

おどろおどろしいものもあるんだけど、全体的には非常にポップというのかアニメチックというのか、現代の感覚でも面白さ感じるものばかり。偶然そうなったわけではなく、マヤの人たちは文字にも芸術性を考えていたわけで、ものすごい高度な文明だったことがわかりますなぁ。

死者の世界の主
儀礼用ナイフ
「地下世界の使者」
入り口のバナーにあったやつだ
鳥多め
文字も芸術として愛好した
前面に突き出ているのはカカオの実

いよいよマスクとご対面。一緒に発見された遺体が水銀朱(=赤)で覆われていたことから「赤の女王」と呼ばれている。マスクの材料は孔雀石や翡翠や黒曜石。赤と緑のコントラスト。発見は1994年とのことだから、ぼくがやってたゲームに出てきたのは違うやつだね(笑)

こ、これなのか!
上の顔は頭飾り(雨の神様)
これもんの人だかり
チャックモールさん(๑╹ω╹๑ )ノシ
ナイスマッチング!

自分たちの時代より前の遺物を発掘して、それに目や歯・耳飾りをつけて魔術的な聖なるものとして、神殿に捧げていたとか。すごいセンス。

よく残ってたねぇ
これが圧巻であった

「赤の女王」以上に印象に残ったのがこの「鷲の戦士像」。頭飾りを被って羽や鉤爪の足の装飾をつけた戦士の像。戦死して姿を変えた戦士の魂や太陽神の姿を表しているという説もあるとのこと。もうね、この頭の部分の造形だけでもすごいのに、さらにこの羽と足ですよ。よくぞ残っていてくれた。そんなこんなで、古代メキシコは全体を「生と死」が覆っているようなそんな印象であります。

1000年以上経っても青い「マヤ・ブルー」

13時前くらいに古代メキシコを脱出して、お腹の具合と相談。あんまり空いてないかも、ということでまたまたまたまた前回と同じコースを巡るという話は次回以降で。

比較

東京国立博物館のWebから
YouTubeから

1987~1988年あたりにぼくがやっていた『太陽の神殿』に出てきたのは「片目のマスク」で、今回見たのとは違ったけど、展示を見ている間はずっとこのゲームのBGMが頭の中を流れていた(笑) 当時すでに発売から時間が経っていて時代遅れ感があったのと、理不尽ゲームが当たり前だったから謎解きがアレで結局クリアできなかったなー。


後編の日本銀行本店見学はこちら。

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