気もそぞろ。

谷はまだ暑い

グリーンファームによった後は南下して、伊那市内におじゃまするのがお決まりのルート。今回はすでに7インチシングルを大量に確保しているから「黒猫」には行かず、街中をちょろっと歩いて写真を撮る作戦。だがしかし、そんなに写真を撮りたいという気持ちが強くなくて、どうしようもない写真が残っただけだった。

難攻不落
どっちに入ればいいか
看板たちは相変わらず

伊那ステーションホテルは相変わらずお元気そうで。正面のバリケードがぴっちり閉じられていて、以前のように隙間から写真を撮ることができなくなっていた。下からは撮れるけど、向かいの喫茶店の従業員が何やら作業をしているからやめておく。

お別れが近い?

伊那に来たら必ずチェックする「クロネコ」は、風で屋根のトタンが音を立てていた。元々は伊那にあった飛行場を接収したメリケン軍用のダンスホールだったという建物。ぼくが初めてここを知ったのは2013年辺り。そのころは地元の飲食店として営業していた。程なくして閉店。その後何年かブランクがあって2020年に「黒猫」として復活。サブカル系のお店で、レコードや本を売ったりちょっとしたイベントスペースとして活用していた。それもちょっと前に閉じて、「黒猫・通町ゴフク店」に集約されたという話は聞いていた。

割れ窓理論
若い女性の文字っぽい
蔦が忍び寄る
象徴の丸窓
屋根の陥没は前々から気になっていた

正面にまわってみると、一部窓ガラスが無くなったままになっているし、店で使っていたと思われるグラスが「大特価10円」で置いてある。これはもう完全に放置状態ということなのかなー。ちょっと離れて建物全体を眺めてみると、2階の屋根の真ん中が凹んでいるではありませんか。そうかー、もう修復してどうこうっていうレベルを超えてダメになっちゃったってことなんだろうなー。残念だけど、終わりは必ず来るわけで。

飲食店として営業していたころ。

「黒猫」として復活した時。

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